”好き”を詰め込んだオンリーワンのウェディング!仲村美香さんが語る自分らしい結婚式のカタチ|Wedding Select Fes イベントレポ
モデルとして活躍しながら4つのブランドを手掛ける仲村美香さん。ハワイと国内のシャネルで行われた挙式についてのエピソードをたっぷり伺いました。 ご自身のセンスとこだわりが詰まったウェディングは参考になるポイントがいっぱい!おしゃれな式を挙げたいプレ花嫁さんは必見です。 この記事では2019/6/8、渋谷で開催したイベント「Wedding Select Fes」より、仲村さんのトークセッションの内容を抜粋してレポートします。(文:MOMOMS)
目次
1. 多彩な顔を持つ人気モデル仲村美香さん
4つのブランドを手掛け、モデルにブロガーとマルチに活躍中の仲村美香さん。
国内で行われたシャネルのレストランウェディングが話題を集めましたが、ハワイでもセンスが光るこだわりのウェデイングを挙げていらっしゃいます。
今回は気になる挙式のリアルな舞台裏や、自らデザインを手掛けたドレスの裏話などをお話していただきました。
2. ウェディングドレスは3着すべてを自らデザイン
イベント当日は華やかなレースのウェディングドレスで登場した仲村さん。実は挙式はこのドレスも含め、3着とも仲村さんご自身がデザインしたもの!
式場ごとのシチュエーションや小物とのコーディネイトに至るまで、細部までこだわり抜かれたドレスについて伺いました。
▲イベントで着用された繊細なレースが可愛らしいドレス
――大胆に空いた背中のデザインとスモーキーがかったピンクがとても素敵なドレスですね。ご自身がプロデュースされているブランド「LALsBRIDES」のものと伺っていますが、こだわった点などはありますか?
(仲村さん)このドレスは日本の披露宴とハワイ挙式のパーティーで着用したもので、私がデザインしたんです。レース部分は「SOPHIE HALLETTE」という、フランスの老舗メーカーのものを取り寄せて使っています。シャネルやジンバンシイなどのハイブランドでも使われているレースで、見た目が繊細で可愛いんです。ハワイ挙式後のガーデンパーティーではガーデンのイメージでお花を付けてもらいました。
――挙式で着用された他のドレスについても伺っていきましょう。こちらのドレスは純白のベアタイプで裾が長いデザインになっていますね。
▲ボリューミーで長いバックトレーンが華やかな純白のドレス
(仲村さん)ハワイ挙式の式場に大きな螺旋階段があったので、そこで写真を撮りたかったんです。そこを意識してプリンセスラインという広がったような形にして、バックトレーン(ドレスの裾の後ろ部分)を長くデザインしました。中にパニエを着てるんですけど、一番ボリュームが出るタイプのものにしています。
――確かにこの華やかなバックトレーンは螺旋階段にすごく映えますね!
一方でこちらのドレスは丈が短めで、可愛らしさと女性らしさが両立していますね。お召しになっている靴も素敵です。華奢なストラップで足元がより美しく見えますね。
▲パーティーで着用したドレスは丈の長さにこだわりが
(仲村さん)これはパーティーで着たドレスなんです。靴が凄い気に入ったので、それを見せたくて前を短くデザインしたんです。
――先ほどのドレスもそうですがシチュエーションや小物とのコーディネイトを意識して、デザインされているんですね。
――こちらの長袖のドレスは雰囲気が先ほどと少し変わって、エレガントな印象ですね。大人可愛い感じがします。
▲キャサリン妃と同じ柄のレースを使用したクラシカルなドレス
(仲村さん)日本の挙式はちょっとクラシカルな感じにしたくて長袖にしました。海外のドレスを意識して、背中が空いているデザインにしたのもポイントですね。こういうデザインは当時の日本ではなかなか無かったんです。ちなみにこの写真はハワイで撮ったものなんですが、長袖は暑いので撮影時にしか着ませんでした。
――背中のデザインもそうですが、長袖部分に使われたレースが目を引きますね。
(仲村さん)このレースはキャサリン妃のドレスにも使われた有名なものなんです。この写真はドレスを作っている時のものです。パターンを引いたり、布でボリュームを出したり・・・作るのは結構大変でしたね。
▲ドレスの作成風景
――ドレスだけでなくネイルもご自身でデザインされたのですか?
(仲村さん)ネイルは私がいつも通っている日本のネイルサロン「factorygirl」でしてもらいました。ここのネイリストさんは希望のデザインを伝えると上手く汲み取ってくれて、凄く素敵にネイルをしてくれるんです。今回の挙式もシャネルのコレクションからデザインを考えてくれて施術してくださいました。
▲シャネルのコレクションにインスパイアされた透明感のあるネイル
3. 仲良しの友人達と過ごしたアットホームなハワイ挙式
2016年の10月に仲の良い友人たちに囲まれて賑やかに行われた、仲村さんのハワイ挙式。
当日のエピソードはもちろん、海外ならではのロケーションを活かしたフォト撮影や写真映えするおしゃれなアイテムなどプレ花嫁さんの参考になるお話も聞かせていただきました。
――ハワイの挙式はいかがでしたか?
(仲村さん)ハワイの挙式は家族と親しい友人達だけで行ったのでアットホームな式でした。私もリラックスできましたし、友人達も旅行に行くような感覚でとても楽しんでくれました。皆と思い出が残せたので良かったですね。
友人達に西野カナさんの「トリセツ」を私バージョンの替え歌で歌ってもらったのがすごい嬉しかったです。旦那に「怒らないでね」とか「旅行に連れて行ってね」とかそういう歌詞で(笑)
式の前日は「TOP OF THE WAIKIKI」というバーで、独身最後の日を祝うバチェロッテパーティーを友人達にサプライズでしてもらいました。海外では主流のパーティーなんですが、日本でも最近はやる方が多いですよね。
この時は皆で黒いドレスにして、ピンクのリップでメイクもお揃いにして凄く楽しかったです。
▲ドレスとメイクもお揃いにして楽しんだ独身最後のバチェロッテパーティー
――ご友人はブライズメイドもされたんですよね。こちらの写真は皆さんお揃いのドレスとブーケでとても華やかな一枚です。
▲ブライズメイドの友人達と
(仲村さん)ブライズメイドのドレスも私がデザインして着てもらいました。このドレスはレンタルもしてるんですよ。丈はロングにしてます、足を出したくない子もいるので。ブーケも皆で合わせてます。
ちなみに夜のパーティーではゲストの皆にはドレスコードを白にして合わせてもらいました。日本だとマナーとして駄目だと思うんですけど、海外だったらアリかなと思って。やっぱり皆の服の色が合っていると綺麗なので。
▲日本ではなかなかできない、ドレスコード白のパーティー
――カラーが統一されていると一体感がありますよね。ゲストの皆さんへオリジナルデザインのアクセサリーもプレゼントされたと伺っていますが?
(仲村さん)はい、アクアマリンという天然石を使用したアクセサリーをプレゼントしました。この石を使ったデザインは結構難しかったですね。
アクアマリンは別名「結婚の石」ともいわれているんです。結婚している方やこれから結婚を考えている方が幸せになるようにという願いが込められているのでこの石を使ったんです。式の当日は皆にお揃いで付けてもらいました。
▲仲村さんの願いが込められたアクアマリンのアクセサリー(右下)
――バルーンなどの装飾やフォトフレームといったウェディンググッズもおしゃれで素敵ですね。
(仲村さん)当日はたくさん撮影したかったので、写真映えしそうなアイテムは沢山日本から持って行きました。バルーンは時間が無くて、当日のお色直し中に友人達に膨らましてもらったんです(笑)。フォトフレームは日本の会社にオーダーして作りました。
▲ゲストが写真撮影を楽しめるよう、準備したフォトフレーム
――ハワイのお写真は綺麗な海辺に純白のドレスが映えて本当に美しいですね。海外でのフォトツアーを考えているプレ花嫁さんも多いと思いますが、いかがでしたか?
▲ハワイでのフォトツアーは苦労の連続!?
(仲村さん)ハワイでのフォトツアーは私が10年以上通っている美容室「AFLOAT」さんがやっている「AFLOAT Hawaii Wedding」で行いました。やっぱりハワイに行ったら海で撮りたいと思って。でもすごい大変でしたね、私は撮影に慣れてる方だと思うんですけど・・・。ビーチは暑くて目が開けられないくらい日差しが眩しいし、砂がすごい舞って目に入るし、頑張って撮影しました。
4. 家族とかけがえのない思い出になったシャネル挙式
多くの注目を集めた、高級ブランドシャネルが運営するレストラン「ベージュ アラン・デュカス 東京」で行われた挙式。気になる式場の様子やお料理、仲村さんご家族との心温まるエピソードなどを伺いました。
――日本での挙式はシャネルのコラボレストランで行われたことが話題になりましたが、会場はすぐに決められたんですか?
▲シャネル前で撮影された一枚
(仲村さん)ハワイの式場はここだ!というのがあったのですぐに決まったんですけど、日本はなかなか決まらなくて10箇所くらい見学に行きました。最終的に今回式を挙げたレストランのような所でも出来ると知って、銀座にあるシャネルとベージュアラン・デュカスがコラボしているレストランウエディングに決めました。
式を挙げた人だけがシャネルの前や屋上で写真が撮れるんです。本当にとても素敵な場所でしたね。
――特別感がありますよね。ゲストの皆さんも喜ばれたのでは?
(仲村さん)「こんな所で式が挙げられるの!?」って感じで皆さんすごく喜んでいただいて。
あとは3つ星レストランなので料理がとても美味しいですし、アットホームな感じで行えるのも好評でしたね。特にデザートで出たシャネルのチョコレートは皆喜んで写真を撮ってましたね。すごく可愛かったです。
――式場内の装飾も気になるのですが、やはりシャネルのデザインが施されているんですか?
(仲村さん)会場内にシャネルのマークがあるわけではなく、椅子で使われているツイードの生地がシャネルだったりという、さり気ない感じなんです。ゲストには会場に入ってすぐにシャネルの世界観を感じてほしかったので、テーブルに引き出物の入ったシャネルのショップ袋を置きました。普通は引き出物は椅子に置くと思うんですけど、ここはこだわりたくて。
テーブルコーディネイトではお花もお気に入りですね。クラシックな感じですごく可愛くできたと思っています。
▲テーブルコーデにも仲村さんらしいこだわりが光る
――日本の挙式ではバージンロードをおじい様と歩かれたんですよね。
(仲村さん)祖父とバージンロードを一緒に歩けたのは日本の挙式の中でもすごく心に残っていますね。体調の関係もあってハワイ挙式は参列できなかったので、とても喜んでくれました。挙式後に祖父が足を悪くして歩けなくなってしまったので、私にとって一生の思い出になっています。
お色直しのエスコートは祖母にしてもらいました。おじいちゃんおばあちゃん子だったので式では絶対二人にやってもらいたかったんです。
――ご家族へのお手紙は読まれましたか?
(仲村さん)はい。式の結構前から手紙を書いて用意していました。すごく長い手紙になってしまって、かなり文章を削りましたけど(笑)。手紙を読んだ後は泣いてしまって、母に涙を拭ってもらいました。
▲仲村さんのご家族にとっても思い出に残る一日に
5. これから結婚式を迎える方へのアドバイス
――お話を聞いているとご自身のやりたい挙式のイメージに沿って、とても上手に準備をされている印象があるのですが、必要な情報などはどのように集められましたか?
(仲村さん)最近だと皆さんもよく見ていると思いますが、やはりインスタグラムですね。あとは海外のウェデイング雑誌もかなり参考にしました。日本には無い情報や海外らしいセンスの可愛い写真が沢山見られるので。
――日本でも海外の雑誌は手に入るので参考になりますね。準備はかなりしっかりと進めていらっしゃいましたが、パートナーの方と意見がぶつかることはありましたか?
(仲村さん)インスタグラムのコメントとかでも喧嘩しなかったんですか?とか質問をいただくんですけど、とても協力的だったので喧嘩らしいことは無かったですね。10箇所行ったブライダルフェアも全て付き添ってくれましたし。準備期間は1年くらいだったんですが、意外とこの期間がデートみたいで楽しかった思い出があります。
――お二人の足並みが揃っていてとても素敵な形ですね。最後に結婚を考えていらっしゃる方にアドバイスやコメントをいただけますか?
(仲村さん)私は日本の挙式の時に和装を考えていたんですけど、着替えが大変かなと思って止めてしまったんです。でもやっぱり日本らしい式も挙げてみたかったと思うので、和装をされる方はいいなと思います。
あとは結婚式の準備ですね。パートナーの方と喧嘩してしまうのはちょっと勿体無いので、仲良く結婚準備を楽しんでほしいです!
――本日はありがとうございました。
6. まとめ
2019/6/8、渋谷で開催したイベント「Wedding Select Fes」より、仲村美香さんのトークセッションの様子をレポートしました。
モデルであり、ブランドプロデュースも手掛ける仲村さんならではのこだわりが詰まったハイセンスなウェデイング。
まさに多くの女性の憧れそのものといった印象でしたが、ご自身の中でこうありたいという挙式のイメージが確立されているからこそ実現できたのだと思います。
シチュエーションに合わせてドレスや小物を決めたり、ゲストにどう感じてほしいかを意識しながら装飾を考える視点はプレ花嫁の皆さんにも参考になったのではないでしょうか。
また既存の価値観にとらわれないドレスコードやテーブルコーデなども新鮮でした。仲村さんをはじめ、結婚式の価値観が多様化され、より自分らしいウェデイングへと変わってきているのかもしれません。
gensen weddingではこれからも、お二人らしい結婚式の実現をサポートしていきます。