自分たちらしい、おもてなしウェディングのつくり方|麻布迎賓館 取材記事
かつてないほど世の中に「自分らしさ」という言葉が溢れる今。結婚式も例外ではなく、新郎新婦が肩ひじ張らず、自然体でゲストをもてなすスタイルが人気です。ただ、「自分たちらしさ」をおもてなしにまで込められるかは、式場のポテンシャル次第。 今回は、そんな「自分らしさ」の表現に全力で取り組む麻布迎賓館を取材。どうやって二人らしさを形にし、ゲストに届けているのか伺いました。 (取材:gensen wedding 編集部/文:まゆ)
目次
出典:gensen wedding | 麻布迎賓館
1.傾聴力・提案力・統率力。全て揃ったウェディングプランナーが不可欠
「あなたらしさとは何ですか?」そう聞かれて、すぐに答えられる人がどれだけいるでしょうか。いくら自分たちらしい結婚式を目指しても、そもそもの「自分たちらしさ」がわからなければそれは叶いません。
ましてやほとんどの新郎新婦にとって、結婚式は二人で取り組む初めての共同作業。自分らしさの抽出も、それを形にする方法も、わからないことだらけのはずです。
「自分たちらしさ」を抽出する力、それを形にする力、そして当日スタッフを動かし、それを実現する統率力。自分たちらしいおもてなしウェディングには、この3つの力を備えたウェディングプランナーが不可欠です。
麻布迎賓館を運営するテイクアンドギヴ・ニーズでは、全会場のウェディングプランナーがその力をつけるための勉強を欠かさないんだとか。
では、麻布迎賓館のウェディングプランナーはどのようにその力を発揮しているのでしょうか。
出典:gensen wedding | 麻布迎賓館
1-1.新郎新婦を知る時間を何よりも大切に
一般的な式場では、打合せが始まるのは結婚式の3〜4ヶ月前。ですが麻布迎賓館は、5〜6ヶ月前から打合せを始めます。それは、一般的な会場よりもウェディングプランナーが「新郎新婦を知ること」に時間をかけているから。
例えば、いくら新郎新婦の好きなキャラクターを式場中に散りばめても、それは表面的な「二人らしさ」の表現にすぎません。
麻布迎賓館の考える「自分たちらしさ」とは、もっと本質的なもの。新郎新婦の人生まで振り返り、二人の結婚式にかける想いをとことん引き出します。進行やアイテムを決めるのは、あくまでその作業が終わってから。好きなものを何となく選んでいくだけの打合せでは作れない、二人らしさの光る結婚式ができあがっていきます。
これは、日々の自己研鑽を欠かさない、腕のいいウェディングプランナーだからこそできることなのです。
1-2.最高のチームだからこそ叶う、二人らしいウェディング
二人らしさ溢れる進行が組めても、結婚式当日に実現できなければ意味がありません。それには、当日動いてくれるスタッフのチームワークとウェディングプランナーの統率力が不可欠。麻布迎賓館には、それが必然的に高まる仕組みがあります。
まず、麻布迎賓館にいるのは式場のことを熟知するスタッフばかり。外部からスタッフの持ち込みが可能な式場では「今日初めてこの会場にきました」なんてこともありえますが、麻布迎賓館ではそれがありません。普段からコミュニケーションを取り合うスタッフだからこそ、ウェディングプランナーも二人の想いを確実に他のスタッフと共有できるのです。
また、麻布迎賓館は館内の施設がひとつなぎになっている都内でも珍しい式場。スタッフがお互いの動きを常に把握し合えるので、必然的にチームワークが生まれるしくみになっています。
これは結婚式当日までチェックできないポイントだからこそ、スタッフの強いチームワークが見込める式場を慎重に選びたいものですね。
出典:gensen wedding | 麻布迎賓館
2.新郎新婦のホスピタリティが一番伝わるのは料理
幸せそうな新郎新婦の姿を見るのと同じくらい、結婚式に列席するゲストが一番楽しみにしているのは、やはり料理ではないでしょうか。結婚式で唯一、確実に全員に届けられるおもてなしとも言えるでしょう。
その料理にまで「自分たちらしさ」を込められたら、いっそうゲストへ気持ちが伝わるはず。では、麻布迎賓館ではどうやって二人の想いを料理に込めているのでしょうか。
2-1.オープンキッチンを超えた「ライブキッチン」で叶えるウェディング
麻布迎賓館では1年前にキッチンをリニューアル。テイクアンドギヴ・ニーズ初の「ライブビューキッチン」を設置しました。キッチンは披露宴会場とつながっていて、スタッフは進行を見ながらベストなタイミングで料理をゲストに届けます。
他の式場でも見かけることが増えた「オープンキッチン」ですが、式場によっては最後の仕上げやパフォーマンスだけをそこで行い、ほとんどの準備は裏のキッチンで行うところが多いもの。
その点、麻布迎賓館のライブビューキッチンは、仕込みから全てそのキッチン内で行います。さらにそのキッチンを使ってビュッフェもできるというから、その懐の深さにびっくり!
ただでさえ戦場のようなキッチンで裏側を見せたり演出をしたりすることは、もちろん大変さもあります。ですが、あえてこうするのは料理がいかに人を喜ばせるかを知っている会場だからこそ。努力の甲斐あって、このライブビューキッチンは、多くのゲストからとても喜ばれているんだとか。
では、このライブキッチンから届ける二人らしいおもてなしの実例を拝見していきましょう。
2-2.コースの中にも「らしさ」を忍ばせて。二人だけの婚礼料理
麻布迎賓館を運営するテイクアンドギヴ・ニーズでは、全国にいる何百人ものシェフが知識を総動員して婚礼メニューを考えています。そのこだわりぶりは、海外から食材を取り寄せることもあるほど。「頑固なシェフ」が目に浮かびそうなものですが、二人のこだわりにも全力で応じてくれるんです。
実際にあったのが、新郎新婦のご実家で作ったお米をコースの結びに「ご両家の結びつき」という意味を込め、おむすびとして振る舞った例。これにはゲストもご家族も、大変喜ばれたそうです。本格フレンチながら、二人の想いを最優先に考えるシェフの心意気を感じますよね。
麻布迎賓館では、このようにオリジナルメニューを組むことも可能です。
2-3.デザートビュッフェをもっと自由に楽しむ方法あれこれ
デザートビュッフェを経験したゲストからよく聞くのが、「時間が短くて一度しか取りに行けなかった」というエピソード。時間的余裕のない式場ではおひらきの時間が絶対厳守のため、その直前にあるデザートビュッフェの時間が削られがちです。
「もっとゆっくり、自由にビュッフェを楽しみたい」という新郎新婦には、「麻布迎賓館オリジナルコース」がオススメ。最大の特徴は、なんと30分もの長尺でデザートビュッフェが組み込んであることです。一般的なデザートビュッフェの平均時間が10〜15分なのに対し、倍以上という業界的にも画期的な試みです。
というのも麻布迎賓館は、ガーデンの人気がとても高い会場。
「せっかくガーデンを気に入って式場を選んでくれたからには、もっと自由にビュッフェタイムを楽しんで欲しい」という想いがスタッフの間にもあったそうです。一日に2組限定で貸切りができる麻布迎賓館だからこその発想ですね。
また、自分たちらしくビュッフェ内容のアレンジも可能。ご年配のゲストが多いパーティーでは「お茶漬けビュッフェ」と称し、ゲストがおかずをトッピングしたお椀に、シェフがお出汁をかけて提供した例も。
他にも、ライブキッチンのグリル台を使ってバーベキュービュッフェをしたり、ゲストが選んだフルーツをその場でパフェにしたり、バーテンダーの資格を持ったスタッフが即興のドリンクを作ったり…デザートだけにとらわれないビュッフェタイムが叶います。
これだけたっぷりの時間と柔軟性を持った式場なら、料理にも二人の想いがしっかりと込められるはずです。
出典:gensen wedding | 麻布迎賓館
3.「場所の自由度」も自分たちらしいウェディングには欠かせない
自分たちらしさの表現には、「場所の自由度」も欠かせません。
麻布迎賓館の良いところは、一軒家をまるごと二人の自由に使えること。何組もの結婚式を同時に行う式場と違い、周りを気にせず全員が自然体でいられるパーティーが叶います。
ガーデンが披露宴会場のすぐ隣にあるのも大きなメリット。ガーデンが披露宴会場と離れていたり、使える時間が限られる式場では、気軽にガーデンに出られないのが実情です。
その点、麻布迎賓館では一日中ガーデンにも自由に行き来できるため、海外ウェディングのように自由度が高く自然体のパーティーが叶うはず。自分たちらしさの表現の幅も広がるでしょう。
どこを見ても二人らしさに溢れた空間と時間は、ゲストと新郎新婦の思い出に色濃く残るはずです。
出典:gensen wedding | 麻布迎賓館
4.まとめ|見た目でなく中身が重要。信頼できる結婚式場を選ぼう
麻布迎賓館を例に、自分たちらしいおもてなしウェディングの叶え方をご紹介してきました。
こうして見ると、自分たちらしさの表現にはアイテムなどのハード面以上に、スタッフや時間の使い方など「ソフト面」が重要であることがわかります。
gensen weddingのカウンターでは、外側からはわからない、式場の中身まで丁寧に取材しているので、詳しいご案内が可能です。もちろん、信頼できるスタッフや空間を備えた式場だけをご案内しています。
見た目だけではなく、おもてなしの中身にもお二人らしさを忍ばせて、ゲストに感謝の気持ちを確実に伝えられる式場をぜひ選んでくださいね。
出典:gensen wedding | 麻布迎賓館