見積もり×3=ブライダルフェアの会場装花!? 結婚式のお花は、なぜ高い|独身ライター×元プランナーぶっちゃけトーク

元ウエディングプランナーが結婚式場を独自取材してお届けするgensen weddingの取材記事。
今回は『花嫁のための結婚式準備マガジン』を書いているライター・クリスが、gensen weddingのメンバーを逆取材!
前回の見積もり記事で衝撃を受けた装花の価格の仕組みについて、深く斬り込みます。(取材・文:クリス)

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1. はじめに|結婚式の装花って、理不尽じゃないですか?

“ブライダルフェアで見た会場装花、初期見積もりの3倍の価格だってよ”

これは前回、結婚式の見積もりの仕組みについてgensen weddingのメンバーから聞いた衝撃の事実です。

“装花”が結婚式の費用に占める割合が大きいことは知っていましたが、それにしても見積もりと実際に見たものの価格が3倍も違うなんて思わないじゃないですか?
しかも、その費用を払ったとして、実物を見られるのは当日。蓋を開けてみると、想像していた装花とはかけ離れていたという話も聞きます。

そもそもなぜ装花は高いのでしょうか? またイメージギャップが出てしまうのでしょうか?

正直、理不尽だなと思えてならない結婚式の装花について、gensen weddingのメンバーに率直に疑問をぶつけました。

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2. 雑誌やWEB、ブライダルフェアで見た装花は、夢の世界…!?

―― 前回見積もりの質問をしたときに、装花に関しては、ブライダルフェアで見ているものは見積もりの3倍のボリュームだと伺いましたが…。

(gensen wedding)
3倍、差が大きいところだと10倍くらいは見積もりと実物に違いがあると思います。

―― 3倍でも驚いていたのですが、10倍とは…。

(gensen wedding)
ブライダルフェアなどで最初に提示される見積もりは、1ゲストテーブルあたり5,000円ぐらいなんです。
しかし、本当に実現したいデザインを加えていくと大体15,000円ぐらいになり、それがテーブルの数だけかかってきます。
また新郎新婦テーブルの装花も、最初は50,000円だったものが、デザインを追加していくと15~25万円くらいになるというのはざらにありますね。

―― なぜそんなにも金額が跳ね上がってしまうのでしょうか?

(gensen wedding)
結婚式の装花は、傷のないものが並びますよね。これは花を搬入する際、傷がつく恐れがあることと、約2時間半の結婚式で一番きれいに咲くものを選ぶために多めに入荷するようにしているんです。
デザインが加わればその分仕入れる花の量も増えるので、高くなってしまう傾向にありますね。

―― 見積もりで見ている価格では、ブライダルフェアで見た装花は実現できないと思っておかないといけないんですね…。

(gensen wedding)
ブライダルフェアはもちろん、WEBや結婚情報誌でみている式場の装花も、夢の世界だと思ってもらったほうが…。

―― 聞きたくなかった~~~!

gensen wedding

3. 会場装花のイメージギャップをなくすための、SNSチェック!?

―― WEBや結婚情報誌、ブライダルフェアで装花を見た人は、その品質、ボリュームが見積もりの価格で実現できると思ってしまいませんか?

(gensen wedding)
そう思ってしまうのも無理はないと思います。でも実際にフェアや広告で見たようなボリュームのお花が自分たちの式場で形になったら、意外に「多すぎる…?」と感じるかもしれません。
お花が多すぎてゲストの顔が見えない、みたいな。

特に最近トレンドの、ゲストとの距離が近いアットホームな結婚式だと、相手の表情が見えないことがネックになることすらありますし。
だからおふたりがどんな式を挙げたいのかをイメージして、どれくらいのボリュームで装花が必要なのかを見極めていくことが大切なんです。

―― 結婚式当日の装花を見極めるためには、やはり実物を確認したいなと思うのですが、ドレスや料理のように事前の確認は難しいですよね。

(gensen wedding)
事前に実際の装花の雰囲気を確認することは、難しいですね。生花は高いですし、なによりフローリストさんや花屋さんのスケジュールも別途確保しなければならないので。

―― 以前こちらの記事で紹介した式場のように、実際に使用するバンケットで結婚式当日をイメージした会場コーディネートを見せてくれるところは、ほぼないと思っておいたほうがいいですね。

(gensen wedding)
「花嫁のための結婚式準備マガジン」でも、実際のイメージに近いものを見せてくれたり、スタッフさんが事前に空間デザインをしたりしている会場を紹介してきましたが、ごく少数の式場の取り組みだと思っていただけたら。

―― 事前確認にもお金と人が必要だから、そのサービスを式場に強要することはできませんね。ちなみに、必要結婚式当日の装花のイメージは、どのような形で共有されることが多いのでしょうか?

(gensen wedding)
ほとんどの式場では、過去の事例の写真をみながらおふたりのイメージに近いものにデザインを加えていく形をとっていると思います。デッサンで描いてみせてくれる式場もありますよ。

―― 結婚式当日の装花のイメージギャップをなくすために、新郎新婦側でできることはありますか?

(gensen wedding)
最近はSNSで情報を集めて「こういう感じで」とオーダーされる方が多く、式場としても、写真で具体的なイメージを見せてもらえるのは非常に助かっているようです。

また当日のカラーコーディネートは装花だけではなく、ドレスやテーブルクロス、席札などのペーパーアイテム、もっと細かく言えば料理の皿など多岐に渡ります。
これらのアイテムを装花の打合せ前に再度確認して、自分の中でイメージを持っておく事も大切ですね。

―― 写真で事前にイメージを共有していれば、打ち合わせもスムーズに進みそうですね。楽しくSNSを眺めてピンとくるものを集めるなら言葉で説明するよりも簡単ですし。

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4. gensen wedding流、装花のリアルな見積もり算出法

―― gensen weddingでは、おふたりにとってのベストな結婚式を叶える“リアルな見積もり”を提示してくれるんですよね? しかし、デザインの追加もある装花に関しては難しいのでは?

(gensen wedding)
装花の見積もりは花材や時期によって値段が異なるため、算出しづらい部分ではあります。
ただしここも、gensen weddingで紹介している式場さんから、デザインの追加も含め詳しく情報をうかがっているので、ウエディング業界で一般的とされている見積もりの大きな違いは出ません。

また多くの式場では、装花の見積りに5,000円、8,000円、10,000円…と段階的な価格が設定されています。
gensen weddingのメンバーはこれまでのプランナー経験から、おふたりの要望を聞くだけで、どれくらいのグレードの装花プランになるかを予測できるんです。

―― 式場には、どのような形で最新の見積もり情報をもらっているんですか?

(gensen wedding)
gensen weddingのメンバーが実際に式場へ定期的に足を運び、取材をしています。
だから、装花の見積もりはもちろん、その式場が得意とすることや力を入れていることをリアルタイムでおふたりにお伝えできるんです。

また私たちは、カウンターにお越しになる多様な価値観を持った新郎新婦から、ウエディングへの新たなニーズやトレンドへのヒントをいただいています。
「カウンターに、○○という要望がたくさん届いているのですが…」「〇〇の部分への疑問が多数寄せられています」と、新郎新婦の要望や疑問を率直に式場へ投げかけることで、価格の部分を含めあまり表に出ていない細かな情報がもらえると思っています。

―― 式場との連携も抜群だと。

(gensen wedding)
はい。装花の話ともつながるのですが、式場にリアルな見積もりをはじめとする情報を出してもらうには、カウンターと“新郎新婦の想い”を共有することが大切です。
だからgensen weddingでは、新郎新婦が結婚式でこだわりたい部分を丁寧にヒアリングし、各式場に引継ぐことを大切にしています。

―― 新郎新婦の疑問もそれに対する回答もたくさん集まるからこそ、多様なニーズに応える結婚式のプランニングとその見積もりの算出ができるんですね!

(gensen wedding)
そうですね。なによりいろんなニーズや価値観が集まることで私たちも、「いい結婚式はカップルの数だけある」という意識を、常に忘れないでいられるんです。

おふたりにとって、“本当にいい式場”で”いい結婚式ができた”時にはじめて、gensen weddingに価値が生まれると思っています。
そしてこういう考え方やアクションが、ウエディング業界全体をよりよくしていく!と、本気で思っています。

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5. まとめ|装花が高い理由がわかれば、交渉の方法も検討できる

私は正直、結婚式の装花に対して、普通の花屋さんより高いだろうなとは思っていましたが、見積の3倍はぼったくりではないかと思っていたんです。
しかし今回の取材を通して、装花が高額になるのは、生涯に一度の結婚式当日に、最高にきれいな花を並べるための工夫に対する必要費用なのかも…と考えるようになりました。

とはいえ、いざ見積もりを見るとびっくりするくらい高いと感じるでしょう。
でも高くなる理由が今回の取材で分かったので、「同じような色合いの花で、少し単価が安い花に変えることはできますか?」「季節の花で同じようなデザインにすれば、少し安くできますか?」といった交渉ができるのではと考えています。

また事前確認ができない会場装花は、結婚式のなかでもイメージのすり合わせが難しい部分だと新郎新婦も認識しておくことも大切だと感じました。
会場装花を担当する式場スタッフさんも人なので、こちらの理想を完全に理解するのは難しいはずです。
SNSで憧れの装花イメージを眺めてブックマークするだけなら、少しの空き時間でもできると思います。会場装花は、目に見えるイメージがあるだけで形にしやすくなるはずです。

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