これで安心!お互いの親への結婚挨拶のタイミングと、知っておきたい注意点
二人の間で結婚の意思が固まったら、次にするべきことは結婚式場探しではなく、まずお互いの親への結婚挨拶が先です。とはいえ、いつ結婚挨拶をするのがベストなのか不安な人も多いのでは? この記事では、親へ結婚の挨拶をするタイミングや順番、さらには当日に備えて知っておきたい注意点などをご紹介します。 (文:marco)
目次
1. 結婚挨拶のタイミングと順番
親への結婚挨拶は、結婚式場探しなど具体的な結婚準備を始める前に必ずしておくのがマナー。二人の結婚を認めてもらうためにも、失礼がないよう事前準備をしておきましょう。
1-1. 結婚が決まったら、自分の親に報告
結婚が決まったら、まずはそれぞれ自分の親に結婚の意思を報告します。遠方にいる場合などは電話などでもOKですが、なるべく早く伝えるようにしましょう。
その際、いつ挨拶に行くのがよいか親に都合を聞いておき、二人の間でいくつか候補日をあげ日程調整を進めます。
1-2. なるべく1か月以内に両家に挨拶を
両家への結婚挨拶は、プロポーズ、または結婚すると決めてから1か月以内を目安に行くようにしましょう。早めに動くことで、その後の結婚準備にも早く取り掛かることができます。
付き合っている期間が長いと、すでに親と顔見知りであったり仲がよかったりする場合もありますが、結婚の挨拶は別物。きちんと挨拶して、けじめをつけておくのが大切です。
1-3. 結婚挨拶の順番は、女性側の家→男性側の家
結婚の挨拶は、お嫁さんをもらうという考えが根付いていたことから、今でもまずは女性の実家へ行った後、男性の実家に挨拶するのが一般的。男性が婿養子になる場合は逆になります。
しかし、親の都合や実家が遠方にあるなど事情がある場合は、必ずしも守らなければいけないというわけではありません。親や二人が納得していれば問題ないので、柔軟に対応するようにしましょう。
1-4. 実家以外にしてほしいと言われたら?
通常、結婚挨拶ではお互いの実家を訪問することが多いですが、事情があり実家でゆっくり話ができない場合など、実家以外の場所にしてほしいと親に言われるケースも。その場合は、二人が率先して場所のセッティングをするようにしましょう。
結婚挨拶にふさわしい場所選びのポイントは次の3つ。
①駅近くなどわかりやすい場所にあること
例えば、ホテルなら比較的駅の近くにあることが多く、また時間より早めに着いてもロビーやラウンジで過ごすことができます。
②繁華街など人の多い場所を避けること
初めて行く場所は、ただでさえ道に迷いやすく、移動で負担がかかりやすいもの。また、お店も多く人通りも多いため、結婚の挨拶といった落ち着いた雰囲気が必要な場面では避けた方がよいでしょう。
③挨拶を兼ねて食事をするのであれば、個室のあるお店を用意しておくこと
初めて相手の親と顔を合わせるのはお互い緊張するもの。周りを気にせずゆっくり話せるよう空間を用意しておきましょう。
2. 結婚の挨拶当日までに準備しておくと安心な4つのポイント
挨拶の日時と場所が無事セッティングできたら、次は当日に向けた最終準備。せっかくなら、結婚挨拶がステキな時間になり、お互いに会うのが楽しみになるようにしたいですよね。ここでは、挨拶までにしておきたい準備のコツを4つご紹介します。
2-1. 二人でお互いの親について情報交換する
結婚した先輩カップルたちでも、お互いの親について何も知らないという人は多いもの。これを機会に二人で情報交換しておくと相手の親に親近感が持てたり、挨拶当日の会話のきっかけが掴めたりします。
また、親同士に共通点があると会話も膨らみやすく場も盛り上がります。事前にそれぞれの親の年齢や職業、人柄や趣味、好きな食べ物や出身地といったプロフィールを用意し、結婚相手に話しておくのがオススメ。
2-2. 自分の親に結婚相手の魅力を伝える
どんな相手が挨拶に来るのかと親もソワソワした日を過ごしているはず。結婚相手の魅力を伝えて安心させてあげましょう。名前、年齢、職業、出身地といった基本的な情報のほかに、どんな人柄なのかについても詳しく話しておきましょう。
親にとって、子どもが結婚することは喜ばしいことである一方、不安もあるもの。少し恥ずかしさもありますが、相手のどんなところに魅力を感じたのかまで伝えておくと、親にも安心してもらえそう!
2-3. 新居や結婚式の希望など将来のことを二人で話し合っておく
挨拶当日、話題にのぼりそうなことを想定し、事前に二人で話し合っておくとよいでしょう。特に、結婚式の予定や住む場所や住居は必ずと言っていいほど聞かれる話題。
まだ具体的に決まっていない場合でも、予定や方向性は二人の間で話しておき、考えを伝えられるようにしておきましょう。あらかじめ質問を想定しておけば、当日慌てることもありませんね。
2-4. 手土産を用意する
挨拶に伺う際、手土産は持参するのがマナー。相手の親の好物や自分の故郷の銘菓など、会話のきっかけになるような一品を選ぶのがオススメ。
価格は、3000円~5000円前後が目安。ある程度ボリュームがあり、見た目の包装が華やかなものの方が、受け取る側にも喜ばれるでしょう。
また、日持ちのしないものや相手の家の近くのお店は避けるように。手土産が好印象に繋がるよう、事前にきちんと選んでおきましょう。
2-5. 当日に着ていく服を用意する
服装は第一印象に影響を与える重要なポイント。男女ともに、清潔感のある服装を選ぶようにしましょう。
男性であれば、面識がある場合であってもやはりスーツで伺うのがベスト。色味が派手すぎない黒やグレーのスーツがオススメです。足元の見られているため、靴も磨いておくようにしましょう。
女性の場合は、品のあるワンピースやきれいめなブラウスやスカートなど、落ち着いた印象のある服装がオススメ。カジュアルすぎなければ、パンツスタイルでも問題ありません。
胸元が大きく空いたものや丈の短いスカートなど、露出の多いデザインは避けるようにしましょう。髪型やメイク、ネイルも派手すぎないのが理想。
普段のきっちりメイクしている人は、少し控えめを意識するとちょうどよいかもしれません。
3. こんな時どうする?Q&A
Q.マタニティの場合の挨拶はどうすればいい?
最近ではそれほど珍しくない授かり婚ですが、親からは驚かれることが多いのも事実。結婚挨拶に伺う場合は、事前に妊娠したことを伝えておきましょう。
結婚の挨拶をする際は、二人が結婚に対して真剣であること、将来を考えていることを伝えるのがポイント。妊娠が発覚したから結婚するのではなく、もともと結婚前提でお付き合いをして妊娠したことを伝える方が、親の理解も得やすいでしょう。
Q.用意した手土産を新幹線に忘れて降りてしまった! 手ぶらで行ってもいいもの?
緊張のあまり、手土産を新幹線に忘れてしまった場合でも、できれば手ぶらで訪問するのは避けたいところ。降車駅や近くのお店を探して購入するなどして、何かしら持参するようにしましょう。
その際、緊張のあまり手土産を忘れて新幹線を降りてしまいまして…などと正直にお話しすると、近場で手土産を調達したイメージを持たれることもなく、かえって好印象ですよ。
Q.実家が遠方の場合、宿泊先はどうすれば?
相手の実家が遠方だと、日帰りで訪問するのが難しく宿泊先をどうするか迷うもの。先輩カップルの場合、実家に泊まるよう親の方からお誘いを受けたり、実家近くにホテルや宿泊施設がないといった理由で、実家に宿泊する人も多いよう。
とはいえ、結婚挨拶はまだ結婚する前の段階でもあり、けじめをつける意味では宿泊先を別で用意しておくほうが無難。事前にホテルに宿泊する予定であることを伝えておき、それでも実家に泊まるようお誘いを受けたらお言葉に甘えて宿泊させてもらいましょう。
Q.挨拶当日に台風上陸の予報が…。当日まで様子を見たほうがいい?
大荒れの天候で結婚挨拶に伺うのはできれば避けたいところですが、相手の家では挨拶のための数週間前から予定を空けてもらったり、場合によってはおもてなしの準備をしていたりすることも。できるだけ、当日まで様子を見て行けるようなら挨拶しておくようにしましょう。
ただし、当日飛行機や新幹線、電車が動いていない場合、または運休になるおそれがある場合は、相手の親に事情を説明し、後日改めて挨拶を。
4. まとめ|緊張する結婚挨拶だからこそ準備はしっかりと
初対面とはいえ相手はこれから家族になる大切な方々。初めてのことで当日は緊張するかもしれませんが、事前に情報収集や準備をしっかりしておけば心に少し余裕も生まれます。
これから長い付き合いになる家族だからこそ、お互いに「あなたに会えてよかった」と思えるような1日にしたいですね。