ブライダルの業界人が選んだ「自分の結婚式でふるまうなら、あの店のスペシャリテ」

結婚式場で働くプランナーさんや、ブライダル企業の社員さんなど、いわゆる「業界人」はどこでどんな結婚式をするのか気になりませんか?ウエディングのプロが選ぶ会場だからこそゲストの満足度も保証されているはずだから!そこで今回は、数あるポイントの中から「お料理」にスポットを当てて、ブライダルの業界人が選んだ「自分の結婚式でふるまうなら、あの店のスペシャリテ」を特集します。

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スペシャリテ

スペシャリテとは?

このサイトに来てくださる方に「スペシャリテとは?」という説明は不要かと思いますが、ご存知ない方のためにひと言で説明するなら、スペシャリテ=看板料理。シェフがもっとも得意とする料理で、かつ、シェフの思い入れと歴史が詰まったひと皿のことを「この店のスペシャリテ」という風に言います。つまり、レストランの数だけスペシャリテが存在し、世界中のシェフが自分だけのスペシャリテを持っているということになります。

では、結婚式でシェフのスペシャリテが果たす役割とは何でしょうか?「おもてなし」「感謝」「感動」などさまざまな役割がありますが、いちばんの魅力は、おふたりがこの会場にゲストを招待したいと思う「決定動機」なのかもしれません。実際に、ブライダルの現場で仕事をしている業界人は婚礼料理にも精通しているため、「自分なら、あの店のスペシャリテをふるまいたい」と密かに憧れているひと皿がいくつかあるもの。そこで本邦初公開!ブライダル業界人に人気の三大スペシャリテをご紹介します。

スペシャリテ


ホテルオークラ東京」の「ダブルコンソメ」と「ローストビーフ」

日本における老舗ラグジュアリーホテル。超一流のホスピタリティと空間、そして“食のオークラ”と称される美食の数々が有名です。

そんな「ホテルオークラ東京」のスペシャリテといえば、まずは「ダブルコンソメ」。コンソメスープでしょ?などと侮ることなかれ!牛、鶏、香味野菜で20時間かけてブイヨンをとり、牛スネ肉を入れてアクを取りながら旨みが溶け出すのを待つこと1日。さらに牛スネ肉を加えてもう1日。トータル3日間もかけて作られるスープなのです。肉の旨みが凝縮しているにもかかわらず、濁りなき琥珀色の世にも美しいコンソメスープ。披露宴で供された瞬間、あちこちのテーブルから歓声が上がる同ホテル伝説のスペシャリテです。

ダブルコンソメ

出典:gensen wedding | ホテルオークラ東京


もうひと皿は、世界中のファンに愛され“絶対の一品”と名付けられた「ローストビーフ」で、開業以来50年あまり、ずっと変わらぬレシピが受け継がれています。低温でゆっくりと火を入れた国産牛サーロイン。その塊肉を目の前でカットしてくれるサービスも好評で、カットされた際に目に飛び込んでくる鮮やかなロゼ色は、まさに披露宴という慶びの場にふさわしい光景だといえるでしょう。そして秘伝のソースをからめて食した瞬間…言葉を失うほどの感動が押し寄せるのです。
ホテルオークラ ローストビーフ

出典:gensen wedding | ホテルオークラ東京


Q.E.D.CLUB」の“クラシックフレンチ”

2軒目は「Q.E.D.CLUB」。恵比寿の高台にたたずむ元ハンガリー大使公邸で、現在は会員制レストランとして人気を博しています。

総料理長として采配をふるう大村龍一郎シェフは、都内有数のフレンチの名店「タテル・ヨシノ」で研鑽を積み、ほどなくして配属された芝と銀座のレストランでミシュランの星を獲得し、さらに星の数を増やしたという若き実力派。2015年、「Q.E.D.CLUB」の総料理長に就任し、ますます活躍の場を広げている逸材です。

そんな大村シェフのスペシャリテは、ずばり“クラシックフレンチ”。ともすれば斬新さや話題性のみにフォーカスされがちな創作フレンチとは一線を画す、伝統的なフランス料理らしいフランス料理で、この味を求めて足繁く通う美食家も多いといいます。しかも、野菜はシェフみずから全国の生産者の元へ足を運び、味はもちろん考え方に共鳴できるかどうかで仕入れを決めるほどのこだわりぶり。そうやって厳選した食材にリスペクトを表すかのように、手間暇かけて作り上げられるソースの味のなんと奥深いこと!

見た目の美しさ華やかさも、ビジュアルにうるさいブライダル業界人の心をつかむポイントです。というのも大村シェフは美術品やアートにも造詣が深く、その豊かな感性をもって表現されるお料理はまさに“卓上のアート”。食べてしまうのが惜しくなるほどの美しさで、でも口に含めば、一つひとつの食材がもつ力強さと優しさが伝わってきて、感激せずにはいられません。
Q.E.D CLUB

出典:gensen wedding | Q.E.D.CLUB


マノワール・ディノ」の「マリア・カラス」

ラストはご存知、「マノワール・ディノ」。日仏2か国から勲章を受章した実績をもち、名実ともに日本におけるフランス料理界の重鎮として高名な、井上旭シェフのレストランです。

井上シェフのスペシャリテ、それは「マリア・カラス」。マリア・カラスといえば20世紀最大のディーバ〈歌姫〉として有名ですが、このお料理は、まさに彼女の存在がルーツになっているのです。
井上シェフがパリのフレンチの名店「マキシム」で修業していた頃のこと。店の常連だったマリア・カラスは大好きな仔羊料理をリクエストすることが多かったそうです。井上シェフは帰国後、日本人にもおいしく仔羊を召し上がっていただきいとこのメニューを生み出し、料理に託した思いが、パリのマリア・カラスとの出会いに結びついて、この名前がつきました。

井上シェフが考案したお料理「仔羊のパイ包み焼き“マリア・カラス”風」は、まだ仔羊を食する文化が根付いていなかった日本のフランス料理界に衝撃を与えました。見事な火入れによってロゼ色のグラデーションを描く、しっとりと柔らかい仔羊肉。味も香りも濃厚なペリグー・ソースが、パイ生地に包まれた仔羊肉、フォアグラ、トリュフといった個性豊かな食材の味をしっかりとまとめ上げ…。こうして「人生で一度は食してみたいのは、井上シェフの『マリア・カラス』」と世界中の食通の憧れを集め、約40年間ずっと不動の人気を誇っているのです。

井上シェフがオーナーを務める京橋のグランメゾン「シェ・イノ」、日本橋の「ポンドール・イノ」、そして表参道の「マノワール・ディノ」の3店舗のうち、「マリア・カラス」を結婚式でふるまえるのは唯一「マノワール・ディノ」だけです。
マノワール・ディノ

まとめ

いかがでしたか?「ホテルオークラ東京」、「Q.E.D.CLUB」、「マノワール・ディノ」。いずれ劣らぬ魅力的なスペシャリテの数々をご紹介しました。何よりそのひと皿には、お料理に込められた信念や、手間暇を惜しまない情熱、歴史が物語る食の感動があるからこそ、ブライダルに精通した業界人たちの心を動かすのかもしれません。また、今回ご紹介できなかった会場も含めて、シェフの想いが詰まったスペシャリテが試食できるのも会場探しの魅力。どうかこの絶好の機会に、おふたりが最愛のスペシャリテに出会えますように☆


ホテルオークラ東京

出典:gensen wedding | ホテルオークラ東京


QED

出典:gensen wedding | Q.E.D.CLUB

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