結婚式の1.5次会。料理のスタイルや会費の相場、演出の選び方について

最近の結婚式で人気を集めている1.5次会。なぜ人気なのかというと、披露宴のようにきちんとしなくても良い“自由度の高さ”がある一方で、二次会ほどカジュアルすぎないこと、また、ご祝儀制ではなく会費制にできるという“ゲストにとっての気軽さ”もあり、多くの新郎新婦が1.5次会を選択しています。

また、結婚式場も1.5次会に合うプランを用意しているところが増えているので、新郎新婦は自分たちの希望にあわせて内容を選ぶことが可能に。しかしそこで、「1.5次会ってきちんとおもてなしができるの?」「ゲストに楽しんでもらうことができるのか不安…」という悩みも出てきます。今回は、このような悩みを抱えている新郎新婦に向けて、1.5次会の料理の選び方や演出方法にフォーカスしていきたいと思います。 (文:YUMIKO)

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アンジェパティオ

出典:gensen wedding | Angepatio


1| 1.5次会の料理の選び方って?会費の相場もチェック!

1.5次会は、「何をしなければいけない」といった定義があるわけではありません。料理に関しても特に決まりがあるわけではないので、自分たちがどのような料理でゲストをおもてなししたいのかを考えてみましょう。

1.5次会の料理は大きくわけて、「着席でコース料理」「着席でブッフェ料理」「着席で大皿料理」「立食でブッフェ料理」の4種類から選ぶことができます。

どのスタイルを選択するのかは、ご祝儀制にするのか、または会費制なら会費の金額によって決めると良いでしょう。会費の金額以外にも、ゲストの顔ぶれによって料理の提供方法を決定する場合もあります。それでは、それぞれのスタイルについて詳しくお話していきます。

●着席でコース料理
年配のゲストや上司、会社関係のゲストが多い1.5次会は、披露宴のようにコース料理でおもてなしをするのがベター。特に年配の方が多い場合は、ブッフェスタイルでのパーティには不慣れなこともあり、コース料理を選択しておくと安心です。

着席でコース料理の一番のメリットは、会場スタッフのサービスがゲスト一人ひとりに行き届くこと。ゲストが席を立って料理を取りに行くことがありませんし、ゆっくりと食事と会話を楽しんでもらうことができます。

でも、「これって披露宴と同じだよね。1.5次会らしさがないのでは…」と思う方もいるでしょう。それなら、デザートブッフェをプラスするのがおすすめ。デザートまでの料理はすべてスタッフにサーブしてもらい、デザートタイムは、ブッフェスタイルでゲストに自由に楽しんでもらうことができますよ。

着席でコース料理の場合、会費の相場は15,000~20,000円。予算だけを重視するのではなく、しっかりとしたパーティの雰囲気にしたいというカップルにおすすめです。デザートブッフェをプラスする場合はもう少し会費を上げる必要があるでしょう。

代々木ビレッジ

出典:gensen wedding | 代々木ビレッジ by kurkku

●着席でブッフェ料理
友人を中心とした1.5次会には、ブッフェスタイルを選択するカップルが多いようです。ブッフェの場合はゲストが料理を取りに行くため、コース料理よりもカジュアル感がアップしますし、用意された料理の中から好きなものを自分のペースで食べることができる、という点で人気が高いスタイルです。

ブッフェスタイルを選択する場合は、「着席にするのか立食にするのか」を決めることがポイントです。カジュアル感を出しつつも、しっかりとおもてなしがしたい!という場合は着席がおすすめ。会費の相場は10,000~20,000円ですから、ゲストにも伝えやすい金額ではないでしょうか?

ガーデンダイニング

出典:gensen wedding | ガーデンダイニング(グランドニッコー東京 台場)

●着席で大皿料理
「料理をゲストが取りにいかなくていいようにしたい。だけどコース料理にするには予算的に厳しい」というカップルにおすすめなのが、着席で大皿料理。会場のスタッフが各テーブルに、大皿に盛り付けた料理を順々に運んでくれます。「卓上でのブッフェ」なので、テーブルごとにゲスト同士で料理を取り分けながら、会話により花が咲くのではないでしょうか。

会費の相場は着席でブッフェ料理と同様に、10,000~20,000円。ただし、会場によっては大皿での料理提供をしていない場合もあるので、事前に確認が必要です。また、ブッフェに比べて1人あたりの料理費用が上がる場合もありますので、こちらもあわせて確認しておきましょう。

●立食でブッフェ料理
前述のように、ブッフェ料理はカジュアル感を出しやすいため、1.5次会で選ばれることが多いスタイルです。さらにブッフェを立食形式にすれば、より二次会に近いカジュアル感が出せるでしょう。

そのため立食でブッフェ料理は、親族や上司、年配の方をほとんど招待しない、という場合に選ばれることが多いようです。ただし、立食といっても2時間~2時間半を費やすパーティですから、可能な範囲でイスの用意をしておくのがおすすめです。

立食でブッフェ料理の会費の相場は7,000~10,000円。二次会に近いスタイルとなるため、10,000円以上に設定するのはあまりおすすめできません。

1.5次会の料理を選ぶ際に、最も注意したいのは会場の広さです。特に着席でブッフェ料理を希望する場合は、ゲスト全員が座れるイス、テーブル、ブッフェ台をおくスペースが必要。人数がギリギリ入る広さの会場を選ぶとスペース的に難しい場合もありますので、会場を決定するまでに、どのスタイルで料理を提供したいのかを2人でしっかりと考えておけるといいですね。
パーティ

2| ご祝儀制?会費制?1.5次会らしい演出の選び方

次に、結婚式の1.5次会ではどんな演出をすればいいのかを考えていきましょう。料理と同じように、ご祝儀制にするのか会費制にするのかによって演出の内容を決めると良いですよ。

●ご祝儀制パーティの場合
ゲストに親族や会社関係の方が多い場合は、会費制ではなくご祝儀制の割合が高くなります。そのため演出の内容も、披露宴に近い演出をするカップルが多いようです。例えば、主賓挨拶や司会者からのプロフィール紹介、友人代表スピーチ、お色直し、両家代表挨拶、など。ご祝儀をいただくということは披露宴に近い1.5次会ですから、それなりにきちんとした印象を持たれる演出はあったほうがいいですね。

このように披露宴に近い演出をする一方で、歓談タイムやテーブルラウンドなど、新郎新婦がゲストと一緒に過ごせる時間をたくさん作ることも大切。披露宴にはないカジュアルな雰囲気を意識して作るようにすると、より1.5次会らしくなりますよ!

●会費制パーティの場合
友人のゲストがメインとなる場合は、会費制を選択することがほとんどです。その場合はあまり演出をせずにゲストとの時間を楽しむなど、よりカジュアルな雰囲気を出したパーティにしましょう。

最近では、主賓挨拶や両家代表挨拶などはしない、というカップルも増えています。また、余興を友人に頼むだけではなく、ゲストが全員参加できるゲームなどの演出を行うと、1.5次会ならではの楽しい雰囲気を作ることができます。

TENOHA代官山014

出典:gensen wedding | TENOHA代官山(テノハ ダイカンヤマ)


3| まとめ

結婚式の1.5次会には決まった定義がないぶん、逆に悩んでしまう…というカップルも多くいます。ですが、「自由に様々なことを決めていくことができる」という点はやっぱりメリットではないでしょうか。もちろん結婚式場によってはできること、できないこともありますし、やりたいと思う演出を自分たちで用意しなくてはいけない大変さはあるかもしれません。しかし、せっかくの結婚式だからこそ、自分たちらしい素敵な結婚式を実現したいですよね。

今回は、1.5次会の料理と演出にフォーカスしてお話しましたが、選ぶ会場によっても1.5次会の雰囲気は変わります。2人でどのような1日を過ごしたいのかをしっかりと考えながら、1.5次会の準備を楽しみましょう!

TENOHA代官山10

出典:gensen wedding | TENOHA代官山(テノハ ダイカンヤマ)

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