どこでもらう? 何が必要? 婚姻届の提出ダンドリ全ガイド!
正式に夫婦となる証でもある婚姻届。二人の一生の記念日にもなる入籍日となりますが、婚姻届はただ記入して提出すればいいというわけではなく、内容に不備などがあると受理してもらえないことも。 特に、”いい夫婦の日”や二人の記念日など入籍日にこだわるなら確実に受理してもらいたいですよね。この記事では婚姻届を提出する前に準備することやチェック項目を紹介します。(文:marco)
目次
1. 婚姻届けはどこで手に入れる?
婚姻届けを手に入れる方法は大きく分けて4つあります。
1-1. どこの市区町村でもOK! 役所でもらう方法
まず一つ目は、市区町村の役所でもらう方法。
用紙をもらうだけなら、住んでいる場所以外の役所でも手に入れることができます。
婚姻届けを扱っている部署は、戸籍課であったり市民課だったりと役所によって異なるので、わからない場合は受付でどこでもらえるのか問い合わせてみるのがスムーズ。書き損じた時のために、予備として2枚もらっておくと便利です。
また、平日役所に足を運べないでも、土日や夜間に時間外受付や夜間受付で婚姻届けをもらうことができるので、仕事で忙しい二人でも安心です。
1-2. 忙しい二人に便利&デザイン豊富! ダウンロードする方法
二つ目は、インターネットでダウンロードする方法。
検索エンジンで、「婚姻届 ダウンロード」と検索すると、さまざまなサイトが出てきます。場合によっては、住んでいる自治体のサイトからダウンロードできないこともありますが、婚姻届けのフォーマットは全国共通なので、他の自治体サイトから取得してもOK。
また、ダウンロードするタイプは、役所でもらう婚姻届け以外のデザインに凝ったものもが多く、オリジナリティを出したい二人にもオススメ。
役所に行く時間がない場合も家やコンビニのプリンターで出力ができるのもメリットです。
そのほか、雑誌の付録についている婚姻届けを使用するのもOK。決まった様式を守っていれば一からオリジナルのデザインを作って婚姻届けにすることもできます。
ただし、ダウンロードや自作する場合は注意が必要。まず、印刷する際は必ずA3サイズで出力、また切込みなどをいれ「大きさ」や「形」を変えないようにし、様式は守るようにしましょう。
2. 提出前にチェック! 事前に準備しておきたいこと
婚姻届を出す前に準備しておくものは3つあります。
2-1. 身分証明書
婚姻届を提出する際、本人かどうかを確認するために、公的機関が発行した運転免許証やマイナンバーカード、パスポートといった、写真付きの身分証明書の提示が必要です。コピーなど複写したものは使えないので注意。
2-2. 戸籍謄本
戸籍謄本とは、その戸籍に記載のある全員の身分を証明するもので全部事項証明とも呼ばれます。戸籍謄本が必要となるのは、どちらか一方、あるいは二人とも本籍地と違う場所に婚姻届を提出する場合。
本籍地と同じ場所に出す場合は、戸籍謄本はなくてもOKです。
戸籍謄本と似たものに戸籍抄本がありますが、これは戸籍に入っているうち一人、または複数人の身分を証明するもので、戸籍の内容の一部を抜粋してコピーしたもの。婚姻届の提出には、戸籍謄本が必要なので間違えないように注意しましょう。
戸籍謄本は、本籍のある役所で交付申請書の記入・提出を行い手数料を払えば、その場で受け取ることができます。
本籍地が遠方の場合は、郵送で戸籍謄本の発行申請ができますが、1~2週間程度かかるので余裕をもって申請するようにしましょう。
また、自治体によっては電子申請できる場合やマイナンバーカードを使って戸籍謄本を取得できる場合があるので、一度確認してみるのもいいかもしれません。
2-3. 証人2人
婚姻届を提出するには、結婚する二人以外で20歳以上の証人の署名と捺印が必要です。
証人は、親・兄弟といった家族や友人・知人・外国人でも問題ありません。また、証人としてお願いする二人は、夫・妻側からそれぞれ一人ずつでも、夫または妻側から二人となってもどちらでも構いません。
予備の用紙にも記入してもらうこと、また婚姻届を修正する場合を想定して、あらかじめ捨印を押してもらうとスムーズです。
証人欄の署名も、遠方の方にお願いする場合は準備に時間がかかるので、早めに依頼しておくように。
3. 間違いや漏れはない? 婚姻届の最終チェック!
書類の準備が整ったら、いよいよ婚姻届を役所に提出。きちんと受理してもらえるよう、以下3つ最終チェックを行いましょう。
3-1. 入籍日はいつにする?
婚姻届は、基本的にはその場で受理された場合、提出日がそのまま入籍日となります。
夜間や休日に提出した場合、内容の確認は翌日や休日明けになりますが、不備がなければ結婚が成立するのは提出日です。
希望の入籍日は婚姻届の届出日に記入し、当日提出するようにしましょう。
3-2. どこにする? 婚姻届の提出先
婚姻届を提出する先は
・夫の本籍地
・夫の住所地(所在地)
・妻の本籍地
・妻の住所地(所在地)
のいずれかであること。
一時的な所在地でも提出は可能なので、例えば旅行先の役所で提出するなど、日本全国どこでもOK。
リゾートウエディングを挙げる思い出の場所でそのまま入籍手続きをするのもステキですよね。
ただし、提出先が前述したように本籍地と異なる場合は戸籍謄本が必要となるのであらかじめ準備はお忘れなく。
3-3. もらい忘れていない? 証人2人の署名
提出前に、もう一度婚姻届の最終チェックをしましょう。
特に、証人欄に不備があると当日訂正するのが難しくなります。署名と捺印が間違っていないか早めに確認を。
4. まとめ|事前の準備は余裕をもって進めよう
公的な届け出である婚姻届は、必要なルールや書類がきちんと定められているもの。二人の結婚を証明する大切な書類なので、提出当日になって慌てないように、この記事で紹介したチェック項目をきちんと確認しておきましょう。
二人の一生の記念となる入籍日がステキな日になるよう、余裕のあるスケジュールで事前準備を進めてくださいね!