結婚式の日取りはどうやって選ぶ?決める前に知っておきたいお日柄のこと

結婚式の日取りを決めるときに考えておきたいのが、時期、曜日、時間。それに加えてお日柄も大切な要素の1つです。お日柄とは、「六輝(六曜)」に基づく吉日・凶日のことで、最近では気にしないカップルも増えていますが、親御さんや親族の中には「六輝(六曜)」を気にされる方がまだまだ多いのも事実。そこで今回は、そもそもの「六輝(六曜)ってなに?」というところから、中でも“仏滅”をピックアップしてご紹介していきます。

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プランニング

1.結婚式のお日柄の吉凶を決める「六輝(六曜)」とは?

六輝(六曜)は暦の中でも有名な暦注の1つで、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種類が1日ごとに巡っていくことが特徴です。結婚式の日取りを決める上で、昔からこの六輝(六曜)が意識されており、中でも仏滅は避けられる傾向にあります。

諸説ありますが、六輝(六曜)は足利時代に中国から伝わってきたとされ、その当時は今の曜日のようなものとして使われていたと言われています。それが江戸時代の後期から縁起を表すものになり、さらに結婚式などのお祝い事を行う際に日取りを決める指標として使われるようになったそう。

元々は六曜という名前でしたが、七曜(月・火・水・木・金・土・日)との混同を避けるため、六輝という言葉が広く使われるようになったのです。
では、この六輝(六曜)を詳しく見ていきましょう!

カレンダー

2.六輝(六曜)と結婚式の関係

六輝(六曜)にはそれぞれの日に意味があり、さらに、吉の時間帯と凶の時間が定められています。結婚式の日取りを決める際はもちろん、挙式の時間帯を決める上でもチェックしてみてくださいね。

●先勝(せんしょう・さきがち)
先勝とは、「先んずれば即ち勝つ」という意味を持ちます。午前中の結婚式は吉ですが、14〜18時は凶。先勝の日に結婚式をするなら朝いちばんに。他の六輝と比較すると、大安、友引と比べるとそこまで人気は高くないため、比較的予約が空いている場合が多いです。

●友引(ともびき)
友引の本来の意味は、「何事をしても勝ち負けがつかない日」。ですが、日本では「友を引く」という意味で使われているため、結婚式には縁起が良いと言われています。ただし、友引の日を選ぶ際は時間帯には注意を。縁起が良い時間帯は午前中と夕方なので、午後いちばんの結婚式は避けたいところです。

●先負(せんぷ・さきまけ)
先負とは、先勝と真逆の「先んずれば即ち負ける」という意味。何事も急がず慌てず、控えめに過ごすのが良いとされています。午前中が凶、午後が吉なので、結婚式を行なう場合は午後からにすることをオススメします。

●仏滅(ぶつめつ)
仏滅は六輝(六曜)の中で1番凶の日だとされています。それゆえに、仏滅に結婚式を挙げるカップルは少なく、これも縁起を重んじる日本ならではの特徴だと言えます。

●大安(たいあん・だいあん)
大安とは、仏滅とは正反対の「全てにおいて吉」という意味を持ち、六輝(六曜)の中では一番縁起のいい日とされています。万事に吉とする日なので、結婚式を検討するカップルの中では一番人気が高いと言われています。また、結婚式はもちろん、両家の顔合わせや結納もこの日に行なうのが良しとされています。

●赤口(しゃっこう・しゃっく)
赤口の「赤」という漢字が刃物や火を連想させることから、仏滅の次に縁起が悪く結婚式には不向きなお日柄です。11〜13時が吉、それ以外が凶です。

お日柄

3.やっぱり「大安」「友引」がベスト?デメリットも知っておこう

結婚式で良いとされているのは、大安と友引。ですが、最近はお日柄を気にする方が減ってきたことや、家族やゲストが参列しやすい日程を優先して、六輝(六曜)に関係なく日程を決める人が増えてきています。何を重視するかによっても、日程の選び方が変わってくるので、親族とも話し合いながら吟味してみましょう。

本人たちや親族がお日柄を重視したいという気持ちがあるなら、やはり選ぶべきは“大安”か“友引”。ただし、もともと縁起がいいとされる日である上に、一般的に結婚式を挙げることが多い土日祝日が大安・友引となる日が意外と多くないこともあり、非常に人気の日取りとなります。そのため、ほかの六輝(六曜)に比べて割引が少なかったり、申し込める人数が制限されていたり(50名以上の方のみ、など)といったことがあります。また、会場によってはたくさんの結婚式を1日に行なうこともあるので、ゲストが多く混雑しやすくなるといった難しさもあるのが事実。これらのデメリットは事前に知っておくと安心です。

カップル 相談

4.結婚式には不向きとされる「仏滅」には意外なメリットが!

“仏滅”は、結婚式の費用を抑えたいカップルは注目するべき日取り!六輝(六曜)の中でも“仏滅”は「仏も滅する大凶日」という意味を持ち、もっとも凶の日とされています。なので、仏滅に結婚式をあげるカップルは少なく、結婚式場は閑散としていることが多いです。

式場が閑散としがちな仏滅を選ぶことで、ゲストも新郎新婦もゆったりと過ごすことができるのはメリットだと言えるでしょう。
結婚式にはオススメされにくい“仏滅”ですが、その分「仏滅に限定した割引特典」などを設ける会場も増えてきており、お得に結婚式をあげたいカップルはあえて選ぶこともできます。

さらに、春や秋の人気シーズンでも“仏滅”の日は比較的空いているので、予約が取りやすいところはメリットだと言えるでしょう。人気で予約がいっぱいの会場も、仏滅の日を狙えばもしかすると予約が取れるかもしれません。ただし、最近では「仏滅の結婚式は安くなる」ということが一般的に知られるようになっているため、安っぽいイメージを持たれないように配慮した内容にすると良いでしょう。

ご予算

5.狙い目は「先勝」。トップシーズンに家族だけの結婚式が叶うかも

先勝は、大安や友引と比べるとどちらかと言えば人気ではないお日柄となるため、見学に行ったけどすでに予約が埋まってしまっていて……ということは起こりにくく、比較的予約が空いている場合が多いです。

また、大安や友引ではつけてもらえない特典や割引をつけてもらえたり、30名以下の少人数の結婚式でも予約を受け付けてもらえることもあります。とくに、春や秋の人気のシーズンに30名以下の少人数の予約はなかなか取れないので、家族だけの結婚式を検討している方は、先勝が狙い目ですよ!

親御様

6.まとめ

それぞれのお日柄について、詳しく知ることができたのではないでしょうか。結婚式の日程を決めるのは、準備の中でも序盤。事前に結婚式のお日柄を1番気にするのは意外とお互いの両親や親族かもしれませんね。

お日柄に関係なく結婚式の日程を決めることが段々と「普通」になってきてはいますが、親世代にはまだまだ六輝(六曜)にこだわりを持っている方が多いので、事前に相談しておくことをオススメします。

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