何もしない結婚式もあり!肩の力をぬいて楽しむウエディングにはシンプルさが必要だった
近年の結婚式は「自分たちらしさ」や「オリジナル感」を重視する傾向があります。オリジナルの結婚式は、誰にもまねできない雰囲気や演出にこだわれることが魅力です。でも「しなければならない」ことが多いと感じたりすることもあるのではないでしょうか。実際にご友人や同僚の結婚式に参列して、豪華な装飾やあっと驚く演出に圧倒されて、結婚式を挙げることへのハードルが上がってしまったという声も聞きます。 今回は、結婚式を”もっと肩の力をぬいてみんなで楽しめる場所に”と提案している「フェリーチェガーデン 日比谷」に、本質的なウエディングの考え方について話を伺ってきました。 (取材:gensen wedding 編集部/文:クリス)
目次
出典:gensen wedding | フェリーチェガーデン 日比谷
1.頑張らなくていい!自然体が生み出すふたりらしい結婚式
豪華な式場に散りばめられた、新郎新婦の好きなものやふたりらしい演出。結婚式といえば、このような華やかであたたかな印象を持つことが多いと思います。でもその演出や装飾などに要した準備の時間を想像すると「大変そう」だというイメージを持つ方も少なくはありません。
もちろん、ふたりらしさを出すために試行錯誤を繰り返して、時間をかけて作り上げられた結婚式は素敵です。でも、あれもこれも自分たちでしないといけないと考えると、楽しいはずの結婚式が急に億劫に感じてしまうなんてことも。
そこで、現代の結婚式で重視されることの多い、「自分たちらしさを徹底的に作りこむ」という考え方は、あくまでも“結婚式のスタイルの1つ”なんだって考えてみませんか?なぜなら、「こうしたい」という結婚式の明確なイメージがなくこれからプロと一緒に作っていきたいという考え方も、「楽しんでもらう」ではなく「みんなで楽しむ」空間を作りたいという考え方も、どの考え方も素敵な結婚式をはじめるきっかけだと思うから。
カップルの数だけ存在する結婚式のスタイル。「結婚式はこうあるべき」という先入観をいったん忘れ、「自分たちが頑張りすぎず楽しく自然体で結婚式にのぞめるか」という視点をもつこと、それこそが実は、ふたりらしいウエディングを実現するために必要なのではないでしょうか。
出典:gensen wedding | フェリーチェガーデン 日比谷
2.あなたの結婚式にその演出は本当に必要?「こうあるべき」を見つめなおすことの大切さ
自然体の結婚式をすることが、ふたりらしい結婚式につながるとしても、「私たちにとっての自然体とは」と感じる方もいらっしゃるでしょう。そんな時は自分が参列した結婚式のことを思い返してみましょう。
多くの結婚式には、お色直しや友人の余興、両親への手紙など、慣例ともとれるイベントや演出があります。
そこで、突然ですが質問です。あなたの結婚式にこれらのイベントや演出は必要ですか?また、参列した結婚式で退屈だなと感じたシーンはありませんか?もし、この質問に対して思い浮かんだシーンがあれば、そのイベントや演出はあなたの結婚式に必要ないものかもしれません。
「みんなやってるから」という理由だけで、結婚式の時間や空間を使ってしまうということは、そこに「頑張り」や「無理」が生じるということ。だから、自然体で結婚式を楽しみたいという願いとは逆行する行動ともいえるのです。
「自分たちが結婚式で何をしたいか」と考えるのは案外難しいもの。でも「これは私たちの結婚式にはいらないかも」と考えるのはいたってシンプルなので、イメージが浮かびやすいのです。
「他の人がしたことのない結婚式」をするのではなく、「本当にふたりに必要なことにしぼった結婚式」にすることで、時間と空間をふたりらしく使え、より自然体な結婚式にできるといえるでしょう。
出典:gensen wedding | フェリーチェガーデン 日比谷
3.1日を楽しむゆとりにつながるウエディングのシンプル化
今回お話を伺ったフェリーチェガーデン 日比谷は、「何もしなくていい」自然体の結婚式が多くのカップルに支持される会場。なんでも、利用される多くのカップルが「こんな結婚式がしたいというイメージが特にない」段階から始めるというから驚きです。
そんなふうに、具体的なイメージを持っていないカップルには「別荘を買ったと思って」と声をかけます。会場を別荘感覚で自由に使えるとなると、時間と空間に制約がなくなり、使い方のイメージが浮かび、カップルから「こうしたい」というアイデアが生まれるそう。
ウエルカムスペースはこちら、挙式会場はあちら、披露宴会場は…のようにスペースが明確に分かれておらず、かつスケジュールもゆったりと進むので、ごく自然に挙式や披露宴が始まるような雰囲気すらあるのだとか。式中も新郎新婦はもちろんゲストも自由に動き回って、コミュニケーションを楽しんでいるそうです。
さらに、日比谷という都心にありながら、緑あふれる中でのガーデンウエディングが可能なので、雰囲気を気に入って利用されるカップルが多い会場でもあります。珍しい一軒家という会場の形もいい意味でこじんまりとしており、会場の一体感を生みだしてくれます。
だから、主役のふたりはもちろん家族やゲストからも「なんかすっごく楽しかった!」「距離感にぬくもりを感じた」などの声をもらうそうです。なにより、屋外でのガーデンウエディングは日本ではまだまだ珍しいスタイルなので、未体験のゲストも多いはず。一般的な結婚式場に対する先入観がないからこそフェリーチェガーデン 日比谷は、「どんな結婚式になるのかな」というワクワク感を高めてくれるポテンシャルを秘めています。だから結婚式に参加する全員が心から楽しめる空間が作れるのです。
「イメージがなくてもはじめられる」「何もしなくてもいい雰囲気の中で結婚式が挙げられる」というシンプルさは、結婚式を大好きな人たちとの楽しい1日にするために必要なことだといえるでしょう。
出典:gensen wedding | フェリーチェガーデン 日比谷
4.まとめ|結婚式に「何もしない」というふたりらしさを
「オリジナル」の結婚式を実現したいという思いを持つことは大切です。でも「オリジナル」を追求するがあまり、結婚式を楽しむことを忘れてしまっては元も子もありませんよね。
もしもまだ、具体的にどんな結婚式にしたいか思い浮かんでいなくても、まずは「結婚式の1日をより楽しむための過ごし方」というふたりの気持ちを尊重してスタートすることが何よりも大切です。そのなかで、フェリーチェガーデン 日比谷のように別荘のような空間をそのまま活かす「何もしない」という結論が出ても、それは決して間違ってはいません。「何もしない」結婚式というふたりさしさもあるのです。
なにより、準備や当日の忙しさが少ない分、「何もしない」結婚式では、人とのつながりや空間をじっくり楽しむゆとりが生まれます。「何もしない」という選択は、結婚式をみんなの笑顔でいっぱいにするという、幸せの1日づくりにつながるかもしれません。
出典:gensen wedding | フェリーチェガーデン 日比谷