【結婚式の費用の内訳】366万円と616万円の見積り、何がどう違う?こだわりや節約法も!
同じ結婚式場の見積りなのに、総額が大きく変わることがあります。一番の要因は招待人数ですが、実は、他にも総額に影響するポイントがいくつかあるんです。今回は、同じ結婚式場に60名招待する場合と、100名招待する場合の見積りを例に挙げて、結婚式の費用の内訳を紐解いていきます。それぞれの見積りのこだわりポイントや節約法も必見ですよ! (文:mami_y)
目次
1.まずは“ゲストにかかる費用”の見方を知っておこう
“ゲストにかかる費用”とは、主に飲食(料理・ドリンク・ウエディングケーキ)と引出物、ペーパーアイテム(招待状・席次表・席札・メニュー表)。この費用がゲスト人数分計上されるため、人数の増減によって見積り総額が大きく変わることになります。実際に見積りを見てみましょう。
●ゲスト人数60名の見積り例
▲参考:「Freedom!」のプロデュースノート
“ゲストにかかる費用”は、見積り書の「数量」という欄をチェックします。数量が「1」ではなく「60」、つまり招待人数が入力されている項目は全て“ゲストにかかる費用”です。
上の60名の見積もり例から“ゲストにかかる費用”の項目と単価を取り出してみましょう。
・コース料理:12,000円
・シュラスコ(BBQ演出):2,000円
・フリードリンク:3,000円
・ウエルカムドリンク:1,300円
・引出物:3,000円
・引菓子:1,450円
・ペーパーバッグ:300円
・招待状:450円
・席次表:700円
・席札メニュー:350円
*シュラスコ(BBQ演出)と引出物以下の項目は、必要数を計上するため数量が「60」になっていません
上記を合計すると、この見積り例の “ゲストにかかる費用”は1名あたり24,550円となります。厳密に言うと、上記の他にも乾杯酒や装花プランのように、数量欄に入力されている数字が人数ではない項目も“ゲストにかかる費用”に含まれるので、1名約3万円と考えます。
つまり、ゲストが1名増えれば約3万円プラス。招待人数を増やす場合は、この金額を頭に入れておくと、「なぜ見積りがこんなに上がってるの!?」なんて慌てることもないですよ。
出典:gensen wedding | THINGS Aoyama Organic Garden.dth
2.油断できない!セットプランの追加料金
先ほど“ゲストにかかる費用”には乾杯酒や装花プランも含まれる、と説明しましたが、このうち「装花プラン」はゲスト人数が多いほど要注意な項目です。
実際に、60名の見積り例と同じ結婚式場の、100名の見積り例を見てみましょう。
●ゲスト人数100名の見積り例
▲参考:「Journey これまでのふたり これからのふたり」のプロデュースノート
この見積り例の「装花」という項目には「装花プラン」が適用されていて、チャペル装花やフラワーシャワー、披露宴会場のテーブルフラワーなどがセットで324,000円の見積りになっています。
ですが、装花プランに含まれているテーブルフラワーはゲストテーブル12卓分。1卓6名のテーブルなので、100名招待するために、5卓分のテーブルフラワー代54,000円が追加になっていることがわかります。
結婚式場のセットプランは必要なものが全部含まれていて安心!と思う方もいるかもしれませんが、この見積り例のように、人数に応じて追加料金が発生することがあります。ですのでセットプランを利用するなら、何名用のプランなのかを確認することが大切ですよ。
ちなみに、この100名の見積り例の“ゲストにかかる費用”は、1名33,326円。
60名の見積り例が1名24,550円ですので、1名あたり約1万円も高くなっています。同じ結婚式場なのに、なぜこんなに費用に差が出るのでしょうか?その理由を次にご紹介します。
出典:gensen wedding | THINGS Aoyama Organic Garden.dth
3.こだわりの「採れたてサラダブッフェ」を100名分の大盤振る舞い!
“ふたりらしい結婚式”にするために、結婚式のテーマやコンセプトを考えている方も多いはず。この100名の見積りを依頼した新郎新婦には、「ふたりが出会ったルーツとなる甲府の魅力をゲストとシェアする」というテーマがありました。
パーティーの始まりを祝う乾杯酒は、甲府のスパークリングワイン。また、パーティーの中盤には、色とりどりの新鮮な甲府野菜をずらりと並べ、ゲストが収穫気分も楽しめる「採れたてサラダブッフェ」という演出を用意。サラダブッフェの費用は1名3,780円で、この演出を取り入れることによって“ゲストにかかる費用”が60名の例より高くなっているのです。
では、60名の見積もりを依頼したカップルは、そんなにこだわりがなかったのかと言うとその逆で、“こだわり”と“節約”をバランス良く組み合わせてリーズナブルな費用を実現しています。
4.「ケーキ入刀」を節約。代わりにインパクトのある演出を!
60名の見積りを依頼した新郎新婦は「ケーキ入刀はしたくない」という考えでした。でも、ゲストに幸せのおすそ分けをするために何かしたい。そこで提案されたのがBBQで知り合ったふたりならではの「ローストチキン入刀」。インパクト大!な演出の詳しくはプロデュースノートをご覧いただくとして、特筆すべきは費用です。
ローストチキン入刀の費用は48,000円(ゲストへのおすそ分け含む)。この結婚式場のウエディングケーキの費用は1名1,296円で、60名では77,760円になりますので、ローストチキン入刀にすることによって約30,000円も節約できているのです。いくら定番でも自分たちがしたくない演出はキッパリやめて、代わりに自分たちらしいおもてなしをプラス。こんな素敵な節約法なら、ぜひ見習いたいですよね!
▼参考:ローストチキン入刀を提案した「Freedom!」のプロデュースノート
5.まとめ|人数が多いほどお得!?最大割引と最小割引について
同じ結婚式場の見積りでも、何にこだわるかによって見積り総額は大きく変わります。その点を踏まえた上で、“ゲストにかかる費用”の把握や、セットプランの追加料金のチェックを怠らなければ、結婚式の内容にこだわりながら予算内に収めることができるはず!
どうしても予算内に収まらない…!という場合にチェックしたいのが、日程・日柄・人数による割引です。例に挙げた2つの見積もりには、総額欄の下に割引額が記載されています。
60名366万円の見積りでは、最大割引額は109万円ですから257万円に。最小割引額は7万5000円ですから358万円で、それぞれ同じ内容の結婚式を挙げることができます。
100名 616万円の見積りの割引額は、最大91万円・最小74万1000円と、それほど差がありません。つまり結婚式は、人数が多いほど割引率も上がる=割引の条件をうまく組み合わせれば、かなりお得な見積りが手に入るのです。割引の条件について詳しく知りたい方は、結婚式場の相談カウンターを利用すると効率的ですよ。
▼gensen weddingでは結婚式の費用の相談会を開催しています
「予算重視なら♪後悔しない見積のポイントを伝授!しっかり相談会」
出典:gensen wedding | THINGS Aoyama Organic Garden.dth