結婚式の前撮りを徹底解説!理想の前撮り実現のための流れとスケジュール
結婚は、人生においてかけがえのない節目。 多くの新郎新婦が、そんな幸せな瞬間をできる限り切り取って、形に残したいと思うもの。 そのツールの一つに、結婚式までに写真を撮っておく「前撮り」があります。 でも、いざやろう!と決めたところで、「どこにお願いすればいいの?」「時期はいつごろするもの?」などの疑問が浮上。 ここでは、気になる前撮りの手配方法や当日の流れなどについてご紹介します。 (文:まゆ)
目次
出典:gensen wedding | TERAKOYA
1.結婚式の前撮り手配の選択肢
前撮りの手配方法は、大きく分けて3種類があります。
①式場で前撮りプランを予約
撮りたい場所が式を挙げる式場であり、必要なアイテムが式場の提携先でそろう場合は、この方法でOK。
②別会場で前撮りプランを予約
撮りたい場所が、式を挙げる式場とは別の場合はこちら。神社で前撮りだけをプランとして扱っている場合などが、これにあたります。
③アイテム・人だけ予約
希望の撮影場所が、許可が必要のない公共の場である場合。アイテムや人の手配は、自分たちで行います。
このうちどの方法をとるかは、二人の残したい写真によります。では、二人に合った前撮りの方法を決めるには、どうすればいいのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
出典:gensen wedding | ホテル雅叙園東京
2.前撮りにあたり、検討が必要なこと
前撮りすると決めたら、まず以下の5つについて、二人の価値観をすり合わせましょう。
①何のために前撮りをするのか?
②衣装は何を着るか?
③お願いしたいフリーのカメラマンやメイクさんはいるか?
④撮影場所はどこにするか?
⑤前撮り時期はいつにするか?
なぜこの5つが重要なのか、順番に詳しく見ていきましょう。
3.何のために前撮りをするのか?
見落としがちですが、これが実は大事なポイント。
「前撮りをする目的」という、コンセプトの部分をすり合わせておくだけで、この後紹介する項目の決定がぐっとスムーズになるんです。
「式当日のウェルカムボードやプロフィールムービーに使いたい」「当日は着ない和服で、記念撮影の一日を楽しみたい」など、実用重視派、思い出重視派…人によって色々な価値観があるはず。場所や時期を決めるにあたっても軸になってくることなので、ここでしっかり話しておきましょう。
4.衣装は何を着るか?
ほとんどの新郎新婦がまず最初に決めるのが、衣装です。ドレスや白無垢、色内掛のほか、最近はロケーションフォトを二人らしい私服で行うことも。
衣装によって、合う撮影場所も変わってきます。会場が用意しているプランの多くは、衣装代込みの料金設定。私服での撮影なら、式場とは別の場所を検討する人がほとんどです。
式場での撮影を希望する場合は、まず「提携のドレスショップに着たい衣装があるかどうか」を確認するのがポイント。
・着たいドレスが式場提携外のドレスショップのものである
・譲り受けたor購入したもので「これを着る」と決めている衣装がある
このいずれかの場合は注意が必要です。
持込が可能かどうか、その場合見積りはどうなるのか、式場のプランとの兼ね合いを確認しましょう。持込が難しい場合は、公共の場所での撮影も検討してみましょう。
出典:gensen wedding | ザ コンチネンタル横浜
5.お願いしたいフリーのカメラマンやメイクさんはいるか?
こだわりが特になければ、会場にお任せで大丈夫ですが、最近はインスタグラムなどのSNSでお気に入りのフリーカメラマン、ヘアメイクさんを見つけて個人でアプローチするのが可能な時代。「どうしてもこの人にお願いしたい!」という人もいるはずです。
ですが現実的には、クリエイターの持ち込みはNGの会場がほとんど。会場の提携外でお願いしたい人がいる場合はまず、
・会場での撮影の場合、持込が可能か
・希望の時期にそのクリエイターさんの空きがあるか
を確認しましょう。
売れっ子の場合は、直近だと難しい場合があるので、時期よりクリエイターのこだわりを優先させたいなら早めに問い合わせを!持込不可の会場の場合は、公共の撮影OKの場所を検討してみましょう!カメラマンさんに、おすすめ場所を聞いてみるのもいいかもしれません。
6.撮影場所はどこにするか?
前述した「お気に入りアイテムの持込ができないから、式場外で」という理由の他に、「プロフィールムービーに写真を使いたいから、二人の思い出の場所で」「お気に入りの場所だから、式場の中で」「和装をするから、神社で」…など、撮影場所には色々な選び方があります。
式場にお願いする場合は、前撮りプランが用意されているはずなので、見積りをお願いしましょう。内容に納得できれば、その後は会場からの案内に従っていけば大丈夫です。式を挙げる会場ではないけれど、前撮りプランを用意している他会場の場合も同様です。
許可がいらない公共の場での撮影なら、カメラマンやヘアメイクさん、衣装やお花などは自分たちで手配します。ただしその場合は、着付けやヘアメイクなど支度場所の確保が必要に。また、技術料のほかにカメラマンやメイクさんの交通費なども考慮に入れる必要があります。
7.前撮り時期はいつにするか?
新緑の時期、桜の時期…など、できればその撮影場所の良さを最大限味わえるシーズンを狙うのもおすすめです。
ですが、写真を式当日のアイテムに使いたい場合は、会場やカメラマンに確認し、アイテムを作り始めたい時期にデータが揃うようにスケジューリングしましょう。アルバムが届くまでには2〜3ヶ月ほどかかることが多いですが、データは撮影から1ヶ月前後でもらえるのが一般的です。
また、前撮りで衣装やカメラマンなどのアイテムを最優先する場合は、その空きに合わせる必要があるでしょう。
以上、この5項目が話し合えたら、二人の希望が叶う選択肢がわかるはず!方法を決めたら、場所とアイテムを手配します。前撮りの1ヶ月前ごろまでには、衣装合わせとヘアメイクのリハーサル、お花の打ち合わせを済ませ、当日に臨みます。
8.前撮り当日のスケジュール
場所や会場、衣装によりますが、以下のようなスケジュールが一般的です。
・着付け・支度:1~1時間半
・撮影:2~3時間
撮影場所が公共の場である場合、通行人がなるべくいない時間を狙うのがポイント。そのため、朝早くからの撮影になることが多いです。
当日は、カメラマン・ヘアメイクさんの他、会場での撮影であればウェディングプランナーが付き添うのが一般的。家族や友人が前撮りを見学することも可能です。
せっかくの機会なので、自分たちもカメラを持参してヘアメイクさんに撮影をお願いしたり、二人で撮り合いましょう。また、人やアイテムを個人手配する場合は、何かあれば二人に連絡が入るので、携帯電話は手元においてこまめにチェックしましょう。
9.まとめ | 前撮りも「何にこだわるか」が大事。「二人らしさ」という軸を忘れないで!
結婚式だけではなく、前撮りも一生に一度。振り返れば、二人にとって大切な思い出の1日になるはずです。単に「会場にお願いすればいいか」ではなく、「自分たちが大事にしたいことって何だろう?」をしっかり話し合うのがポイントです。
式当日のペーパーアイテムなどにも使うことができる写真だからこそ、それはなおさら。二人でしっかり意見をすり合わせて、悔いのない「二人らしい」素敵な前撮りをしてくださいね!
出典:gensen wedding | アニヴェルセル 東京ベイ