全てのゲストに満足してもらえるように。料理に定評がある結婚式場の人気の理由│The Place of Tokyo取材記事
結婚式に参列してくれたゲストには、日頃の感謝の気持ちを込めておいしい料理でおもてなししたいところ。そんな想いから、式場探しの際に料理を重視するカップルも大勢います。 今回取材した「The Place of Tokyo」は、料理がおいしいと評判の会場。今回はそんな「The Place of Tokyo」の料理に着目。メニュー構成や料理に関するこだわりについて詳しくお話を伺ってきました。 (取材:gensen wedding 編集部/文:三島莉永)
目次
1.元料理人のスタッフが立ち上げに尽力。料理の評判が高い結婚式場
式場によってそれぞれ内装やサービス内容が異なるように、披露宴で提供される料理も様々。定番のフランス料理や、和食、イタリアンなど式場によって料理の種類もコース内容も全く異なるため、式場選びの際には料理も忘れずにチェックする必要があります。
加えて、披露宴で提供する料理はゲストの満足度を左右する重要なおもてなしポイント。そのため、列席してくれたゲストへの料理には特にこだわりたいところです。
今回取材を行なったThe Place of Tokyoは料理がおいしいとして、新郎新婦のみならずゲストからも人気を集めています。
それもそのはず。実は、The Place of Tokyoは元料理人のスタッフ(現支配人)が、立ち上げの際から中心メンバーとして携わっているんです。そのため、料理のコンセプト作りからとことんこだわっています。
披露宴で提供されるのは、The Place of Tokyoオリジナルのジャパニーズキュイジーヌ。「小さなお子様からご年配のゲストまで、どんな年齢層にも喜ばれるように」という想いのもと考案された、和テイストの料理を提供しています。
全国各地から旬の食材を厳選し、素材そのものの風味を生かしつつも、日本人が慣れ親しんだ醤油や味噌を隠し味に加えているのが特徴です。
ちなみに、日本の四季を感じていただけるよう、メニュー内容は年4回シーズンごとに変更しています。
また、「二人らしさを活かした料理にしたい」といった要望にも対応しています。
例えば、故郷の味や思い出のひと皿をメニューに取り入れたり、オーダーメイドのウエディングケーキを製作したり……etc。
料理についてシェフと直接相談しながら決めていくことも可能です。新郎新婦のリクエストに柔軟に対応してくれるので、より理想に沿った結婚式が叶えられます。
2.行動心理学に基づいたメニュー構成。食感のメカニズムを応用した前菜
披露宴でゲストの悩みになりがちなのが、婚礼料理の量が多すぎて、食べきれないこと。
基本的に結婚式の料理は品数が多いため、「フルコースの途中でお腹いっぱいになってしまい、全料理を存分に堪能できなかった……」と感じる方も多いです。
加えて、結婚式の時間は様々。14:00や15:00などお昼時を過ぎた頃、お腹が空いていない状態で料理が提供されることもあります。
しかし、せっかく列席してくれたゲストには、前菜からデザートまで存分に堪能してもらいたいところですよね。
そんな悩みを解決するべく、The Place of Tokyoでは人間の行動心理学に基づいてメニュー構成。前菜からデザートまで飽きることなくおいしくいただけるように工夫されています。
具体的に挙げると、最初に提供される前菜は約15~27種類それぞれ食感の異なる食材を使用。プリプリとした食感の食材や、コリコリとした食感の食材、サクサクとした食感の食材などを使った前菜を提供しています。
食感は、人間の中枢神経に刺激を与える要素。15種類以上の食感の違う食材を味わうと、人間の体は空腹を覚えるのだとか。
次に提供される2品目は、旨味が一番強いフォアグラの料理。15種類以上の食感の違う食材を味わった後、人間の体内機能は空腹を覚えているため、旨味の強い料理を味わうと食欲が刺激されてよりおいしく味わえるといいます。
このメニュー構成は、前項でもご紹介した元料理人のスタッフ(現支配人)が考案したもの。元料理人のスタッフ(現支配人)は大学生時代に動物の行動心理学などを専攻していたため、その際に学んだ食に関する行動心理学のメカニズムを料理に取り入れています。
このようにThe Place of Tokyoではメニュー構成からこだわっているため、料理を残すゲストが少ないとか。味わいだけでなく食感に関するメカニズムを活かした料理にしているため、全料理を存分に堪能していただけます。
3. 0.8%の味付けが決め手。料理に込められたシェフのこだわり
結婚式は、親族やゲストなどそれぞれ年齢層の異なる人が集まります。中には、お子様やご年配のゲストを招待するという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そのため、料理の味付けにはこだわりたいところ。あまり薄味すぎると若い年代の方には不向きですし、反対にあまり濃い味だとご年配のゲストは食べにくいと感じてしまうかもしれません。
その点、The Place of Tokyoでは、どんな年齢層のゲストにも喜ばれるように料理を工夫しています。
味付けの要となっているのが、0.8%の塩加減。人の体内塩分濃度は約0.8%と言われていることから、料理の重量に対して0.8%分の塩味をつけると食材の旨味がダイレクトに伝わりやすくなり、おいしく感じるそうです。もちろん好みもありますが、これは年齢や性別問わず人間の共通事項だとか。
そのため、The Place of Tokyoでは全料理の塩加減を0.8%に統一。科学的な要素を活かした味付けで、ゲスト全員に満足していただけるように尽力しています。
3-1.シェフ全員がはかりを所持。ゲスト全員に満足してもらえる料理を目指して
全料理を0.8%の塩加減に統一できるように、The Place of Tokyoのシェフは全員“マイはかり”を所持。一人一人が全料理を人間が一番おいしく感じられる塩加減に調整できるよう取り組んでいます。
ゲストをおもてなしするのは、直接接客するサービススタッフだけではありません。このようにThe Place of Tokyoでは、シェフも料理を通してゲストをしっかりとおもてなししています。
3-2.出来立ての料理を提供できるよう、各披露宴会場にはオープンキッチンを併設
The Place of Tokyoでは、披露宴会場全てにプライベートキッチンやオープンキッチンを完備。一番おいしい状態である出来立ての料理を、そのまま提供できる環境が整っています。
温かい料理は温かいうちに、冷たい料理は冷たいうちに味わうことができます。
また、オープンキッチンは披露宴の演出として活かせるのも魅力。シェフが実際に調理している様子を見ることができるため、披露宴中にゲストを飽きさせることもありません。
4.まとめ│おいしい料理はゲストの満足度をより上げてくれる!
結婚式はお披露目の場としてだけでなく、日頃お世話になっているゲストをおもてなしする場でもあります。
館内の過ごしやすさ、披露宴の演出、引き出物……etc。
ゲストへのおもてなしポイントは多数ありますが、中でも重要なのが披露宴で提供する料理です。料理は、ゲストの年齢層・性別問わず楽しめるコンテンツ。だからこそ、ゲスト全員に満足していただけるよう料理には特にこだわりたいところです。
今回取材したThe Place of Tokyoのように、料理の味だけでなく科学的根拠に基づく調理法にとことんこだわっている会場なら、ゲストの満足度もより上がるはず。新郎新婦だけでなく、ゲストにとっても忘れられない結婚式となることでしょう。
式場選びの際にはついつい内装などハード面に目を奪われがちですが、ぜひ料理もしっかりとチェックしてみてくださいね。