テーブルコーディネートと空間装飾って何がどうちがう?依頼するときの注意点は?
打ち合わせはまだまだ先…というプレ花嫁さんはピンとこないかもしれませんが、結婚式は、実に多くのプロフェッショナルが関わって完成します。おふたりを支えるプランナーをはじめ、ドレスコーディネーター、美容スタッフ、キッチンスタッフ、サービススタッフ、司会者etc. これほどたくさんの人と、わずか数か月のあいだに出会ってサポートしてもらうことは、おそらく人生においてそうそうないのではないかと思います。なかでも、会場を装飾する「フローリスト」と「空間デザイナー」は、プランナーやシェフのように表に出ることが少ない裏方的存在。そこで今回は、フローリストと空間デザイナーについてご紹介します。
出典:gensen wedding | Angepatio
1.テーブルコーディネートは会場専属のフローリストに
テーブルコーディネートはウエディング空間全体の印象を左右する重要なアイテム。テーブル上のことだけではなく、花嫁さんがどんなドレスを着るかによってテーブルクロスの色やデザインを選ぶべきですし、クロスとナフキン、フラワーのスタイリングもとっても重要です。さらに、プロフィールブックやメニュー表を手作りしたい花嫁さんも多いと思いますが、その場合、手作りペーパーアイテムの世界観にフィットするコーディネートであることも大切です。
それらすべてのコーディネートをお任せするのがフローリストさん。お花のプロフェッショナルであるのはもちろん、会場専属のフローリストさんなら会場の特徴も熟知しているから安心です。フローリストさんとの打合せではまず、おふたりが好きなフラワーや雰囲気、テーマカラーなどを伝えます。その希望をもとにフラワーを選定し、デッサンを描いて納得いくまで手を加えてくれるフローリストさんも多いですが、なにしろ結婚式当日まで見ることができないのがテーブルコーディネート。不安を残さないためにも、とことん打合せをすることが大事です。
出典:gensen wedding | Angepatio
2.トレンドの空間装飾。依頼するならここに注意して
最近のトレンドでもあるグリーンいっぱいの空間装飾。なかには枝ぶりの良い樹々を並べて、室内なのにまるで森の中にいるようにダイナミックなコーディネートも人気を集めていますよね。会場の端から端までガーランドを吊るしたり、イルミネーションでロマンティックな世界観を作りこんだり。インスタ映えするフォトジェニックな空間装飾は、ぜひやってみたい憧れの的だといえそうです。
ただし、テーブルコーディネートとちがって空間装飾ともなると、それはもう「空間デザイナーさん」の領域。フラワーだけではなく、電飾を扱ったりジョーゼットなどの布物を使ったりする以上、専門的なスキルとセッティングするための時間が必要です。そのため「空間装飾をするなら1日1組。前日の夜か当日の早朝にセッティングします」という会場がほとんどですので、空間装飾を依頼するなら注意が必要です。ところが最近、「2組目(午後)の結婚式でも空間装飾できますよ」という会場を見つけてしまいました!
出典:gensen wedding | Angepatio
3.空間装飾ができちゃうフローリストさんも!
その会場は、渋谷にあるレストラン「Angepatio」。こちらはレストランとしてはめずらしくフローリストさんが常駐されていて、しかもかなりの実力派というウワサ♪実例の写真を拝見しても、これってフローリストさんの域を超えてもはや空間デザイナーさんでは!?と思わず口にしてしまったほどのクオリティなのです。
出典:gensen wedding | Angepatio
たとえば、こちらの結婚式は午後からスタートの2組目だったそうです。午前中の結婚式がおし気味だったため、予定していたセッティング時間よりかなり短いという状況で、メインテーブルのバックにチュールカーテンを垂らして、新婦さんが大好きなナチュラルな森の世界観を実現!通常なら前日にセッティングするレベルの空間装飾なので、そんな短時間でできちゃうんだ…!とビックリしてしまいました。
「できません、と言わないのが私たちのポリシーなんです」とプランナーさん。新郎新婦さんの想いに寄り添うことが第一で、その想いを実現するためにどうすればいいか?とスタッフ全員で相談して方法を見つけるのだそうです。前述の空間装飾も、おそらくフローリストさん一人のちからでは実現することはなかったでしょう。「Angepatio」のスタッフさんみんなが知恵とちからを出し合った結果、不可能が可能になったのです。
そんなスタッフさんたちの間に流れる「いい空気感」が伝わるからこそ、こちらで結婚式を挙げた新郎新婦さんはみな「不安を感じなかった」と言います。とくにテーブルコーディネートや空間装飾は、デッサンを描いてもらえるとはいえ実物が見られるのは結婚式当日。それでも不安を感じずにいられるのはやっぱり、お互いを信頼しあって仕事をしているスタッフさんたちに包み込まれるような、大きな安心感があるからだと思いました。
出典:gensen wedding | Angepatio
まとめ
いかがでしたか?テーブルコーディネートと空間装飾、違いがわかりづらい2つのお仕事についてまとめてみました。今回ご紹介した「Angepatio」のフローリストさんは、スタッフさんの協力も得て両方のお仕事をこなしてしまうスゴ腕の持ち主さんですが、これはごくレアなケース。一般的にはそれぞれの担当がいらっしゃることがほとんどですので、「両方どっちもこだわりたい!」という花嫁さんは依頼する際によく相談してくださいね☆
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