【松嶋啓介シェフに聞く】 結婚式では料理にこだわった方がいい。 なぜなら、それは結婚生活の中でとても大切なことなのだから・・・。

フランス料理はもちろん、フランス人やフランスの文化を敬愛しつつ、日本人の繊細さや感性などを料理、サービスで表現してきた松嶋啓介シェフ。ニースの本店があるコート・ダジュールのように、自然体でカジュアルに、かっこよくフレンチを楽しむ世界観を、東京・原宿の地で料理やサービスを通して伝えている。そんな松嶋シェフに、結婚式へのこだわりについて語ってもらった。

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kesiuke matsushima

出典:gensen wedding | keisuke matsushima


料理も結婚も同じ。いい組み合わせになることが大切。そんなストーリーをひと皿ごとのマリアージュで表現している

原宿にある『keisuke matsushima』は、本場フランスで10年以上もミシュランの星を守る本店と変わらぬ味が楽しめる人気レストラン。緑に包まれた閑静なたたずまいの中、大人なウエディングがかなうことでも注目を集めています。

kesiuke matsushima

出典:gensen wedding | keisuke matsushima

– 松嶋シェフの考えるウエディングメニューとは、どんなものでしょうか?

松嶋 コース全体を通して最後のデザートまで、ひと皿ずつマリアージュをテーマにしています。季節のマリアージュ、食材のマリアージュ、食感のマリアージュ、香りや味のマリアージュなどです。それがひと皿、ひと皿にあるのです。

結婚式=マリアージュとは、2人の男女が1つになるための儀式です。料理も同じで、食材と食材を組み合わせるのですが、その組み合わせがいい時に“食材のマリアージュ”といいます。僕が考えるウエディングコースのお皿の中には、たくさんの“結婚”が存在しているんです。

kesisuke matsushima

出典:gensen wedding | keisuke matsushima

— まさにウエディングのためのお料理ですが、そこにこだわっているのはなぜですか?

松嶋 結婚生活の中では、お互いの好む味が合わないとか、固さや柔らかさといった好きな食感の違いであるとか、色んな場面でマリアージュ(いい組み合わせ)が必要になるでしょう。それと同じようなストーリーをコースの中に表現しているんです。

料理の場合、合わないと思われる食材を、切り方を変えたり、固さや柔らかさといった食感を変えたり、温度差を変えたり、またつなぎを入れることでマリアージュを生み出していきます。結婚も同じ。共通の趣味や友人というつなぎが結婚のきっかけとなることもある。熱いままだと合わない食材も、温度を下げると味が交わることがあるように、たとえばケンカした時とか、お互いが熱くなっていては治まらないこともあるでしょう。

keisuke matsushima

出典:gensen wedding | keisuke matsushima


結婚式には未来につながる体験が詰まっている。そこをピークと考えなければ、その経験を元に苦しい時も乗り越えられるはず

— 深いメッセージが込められているのですね。

松嶋 ウエディングの打合せなどで“料理はどうでもいいです”というカップルもいるようですが、“料理にこだわらなかったら、結婚生活が破綻するよ”と言いたいですね。家に帰って飯を食う、これが結婚生活のカギでもある。そこにこだわらないなんて、家に帰ってこないというのを結婚式で認め合っているようなもんでしょう。

— 結婚式すらやらなくていい、というカップルも少なからずいます。

松嶋 結婚式ってね、その後の夫婦生活とか、家庭に活かせるような共通の経験ができるものなんです。記念日に当日と同じシャンパンを開けたり、当日出てきた食材に出会った時に友人がふたりを思い出してくれたり。そうした未来につながる体験が、あらゆる角度で残っていくんですよ。

keisuke matsushima

出典:gensen wedding | keisuke matsushima

— ふたりらしくとか、そのためにどうしたらいいかとか考えて、面倒になってしまう人もいるようです。

松嶋 色々と準備して、結婚式を最高点に持ってこようとするからじゃないですか。そこから現実に戻って、どんどん落ちながら暮らしていくことが多いでしょう? でも、結婚式をピークと考えなければ、後の生活で他に楽しいことがあった時、もっと上昇していけるだろうし、逆に苦しい時には結婚式で得られた経験を糧にして乗り越えられると思うんですよ。

うちは原宿という場所柄もあるけど、ホントにカジュアルに楽しく、明るく(結婚式を)やってくださいよ、というスタンス。予算がないなら、こっちも頑張るから、と。
ステレオタイプの結婚式とはちょっと違うかもしれないけど、“おふたりの未来につながる体験”がいっぱい詰まっているから。結婚式はした方がいい、と言いたいですね。


まとめ

いかがでしたか?結婚式の料理への熱く・強い想いを語ってくださった松嶋シェフ。料理にこだわらないとその後の結婚生活にも影響するというお話にはドキッとさせられ、気付かされることもあるでしょう。

コース料理の一皿、一皿を様々な“マリアージュ”として創り上げるシェフだからこそ、自分たちらしい結婚式の料理を相談すると、どんなマリアージュを生み出してもらえるのか相談してみたくなりますね。

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