ケーキ入刀ってどんな意味があるの?どんなケーキを使う?
キャンドルサービスとならんで結婚式の定番となっているのが、ウェディングケーキと、演出として用いるケーキ入刀です。今でも多くの結婚式でケーキ入刀シーンが登場しているのは、ゲスト全員が新郎新婦を撮影する絶好のシャッターチャンスだから。そんなケーキ入刀について詳しく解説します。
ケーキ入刀にこめられた意味
ケーキ入刀は、新郎新婦ふたりでの初めての共同作業と言われています。また、結婚を祝福してくれるゲストへ幸せをおすそ分けするといった意味合いもこめられています。その由来は、愛し合う男女がひとつのパンを分け合うことによって永遠の愛を誓ったという、ギリシャ神話によるとの説もあります。
会場が華やぐイミテーションケーキ
最近では生ケーキが多くなっていますが、イミテーションケーキはイミテーションケーキの良さがあります。イミテーションケーキとは、ケーキカット用に作られた食べられないウェディングケーキのことで、段々に高く積み重ねられたケーキは、「これぞウェディングケーキ!」とも言えるゴージャス感があって写真映えもします。
新郎新婦がナイフを入れる部分だけが生ケーキの作りのため、リーズナブルなのも魅力な点です。
ふたりの個性を出せる生ケーキ
生ケーキは、最近の主流となっているウェディングケーキです。自由度が高く、ふたりの好きなキャラクターや趣味などをモチーフに、オリジナリティ溢れるケーキを形にできます。ケーキ入刀後は、ゲストにも分けて食べてもらえるので満足度も高くなります。まさに幸せのおすそ分けができるケーキです。
ケーキ入刀の主な流れ
ケーキ入刀のタイミングは、乾杯をして歓談後に行うのが一般的です。ケーキ入刀時の立ち位置は新郎が右側、新婦が左側です。新郎は右手でナイフを持ち、左手は新婦の腰にそっと回しましょう。
新婦は両手をナイフに添えます。ケーキ入刀シーンが一番のシャッターチャンスとなりますが、ケーキ入刀が恥ずかしいという方はチョコペンでの署名など、入刀自体にこだわらずに、自分たちらしい共同作業が増えてきています。
ケーキ入刀後の演出
ケーキ入刀後に行われる定番の演出といえばファーストバイトです。ファーストバイトとは、新郎と新婦がスプーンでケーキをすくってお互い食べさせ合う演出です。新郎から新婦への一口には「一生食べ物に困らせない」、新婦から新郎への一口には「一生美味しい料理を作ってあげる」という意味があります。
他にも、親御様に登場いただき、これまで育ててくれた感謝と子育てからの卒業を意味するサンクスバイトなど、様々な演出が可能です。
おわりに
ケーキ入刀をする意味は、新郎新婦をゲストの全員が写真を撮影できるチャンスになるという側面が強くなっています。ケーキ入刀の形式にこだわる必要はなく、ケーキの形も自由ですし、ケーキでなくたってかまいません。入刀ではなく違う選択もできるでしょう。大事なのは、ゲストがふたりの自然な笑顔を見て、撮影できる機会をつくることなので、自分たちらしくその場面を作ってみてはいかがでしょうか。