【プランナーが教える】結婚式の二次会会場探しのコツ!会場のタイプや下見で必ずチェックすべきポイント
ウエディングプランナーが運営する結婚式場相談カウンター「gensen wedding」監修、結婚式の参列マナー特集。 今回は、二次会の会場探しのコツです。主な会場のタイプや下見の際にチェックすべき点を解説します。 新郎新婦やゲストにとって良い会場にめぐり合えるように探す時のポイントをみていきましょう。(文:MOMOMS)
1. 二次会会場はどんな種類がある?特徴とおすすめポイント
レストランやダイニングバー、ホテルなど、二次会の会場には様々な種類があります。それぞれ特徴があり、やりたい二次会の内容によって適したものが異なってきます。
会場探しの前に具体的にどんな種類があるか知っておきましょう。
1-1. 貸し切り可能なレストラン、ダイニングバー:料理やドリンクが魅力
二次会会場として最も主流なのがレストランやダイニングバーです。なんといっても料理やドリンクが充実しているのが魅力ですが、最近は二次会用のプランを設けているお店も多くあります。
逆にそのようなプランがないお店はマイクなどの設備を持ち込まなければいけなかったり、そもそも使えない場合もあるので注意しましょう。
1-2. ホテルなど披露宴と同じ会場:移動の必要ナシでゲストにやさしい
レストランに次いで多いのが、披露宴と同じ会場で二次会を行うパターンです。披露宴会場からの移動が無いため、悪天候でも問題ありません。
披露宴から参加するゲストにとってやさしく、スムーズに進行しやすいのが最大のおすすめポイントです。
ただし披露宴から二次会スタートまでの待ち時間や、披露宴と装飾が変わらずゲストが飽きてしまうといった欠点もあるようです。
待ち時間をなるべく減らしたり、照明やコーディネートを披露宴時と変えたりといった配慮があると良いでしょう。
1-3. パーティースペース:音響などの設備が充実
イベントに特化したパーティースペースは音響や映像設備が充実しており、音量も大きくできるため余興や演出に力を入れたい方にオススメ。
またスペースも広い所が多いため、ゲスト人数が多い場合も安心です。
気になる点は料理やドリンク。持ち込みをしないと用意できないこともあるため、事前にしっかりチェックしましょう。
1-4. 居酒屋:気軽に参加できるカジュアルさが魅力
親しい関係のゲスト中心で二次会をするなら居酒屋もおすすめです。アルコールドリンクも充実しており、カジュアルな雰囲気で気軽に参加できるのが魅力です。
ただ個室がない場合は周囲の音が気になったり、二次会らしさが感じられなかったりといったデメリットもあります。プライベート感をある程度確保したい場合は、個室の有無を確認しておきましょう。
2. 会場探しの前に新郎新婦と確認すべきこと
二次会の会場はどんな二次会にしたいか?によって適した会場が異なってきます。会場を探す前に改めて新郎新婦と以下のポイントをすり合わせておきましょう。
2-1.おおよそのゲスト数
会場を探すうえで大きな条件になるのが、収容人数です。正確な人数がわからなくても、招待するゲストの数がどれくらいになるかを新郎新婦と話し合いましょう。人数がまったく決まっていない状態で会場を決めてしまうのは危険です。
おおよその人数を決めてから、それに適した規模の会場を探すようにしましょう。
2-2. 会場の場所、アクセス
披露宴と違う会場にする場合は、披露宴会場からのアクセスは重要です。
披露宴会場から遠すぎると披露宴・二次会の両方に参加するゲストにとって不便ですし、到着に遅れてしまう可能性もあります。特に女性の場合、ヒールで遠距離を移動するのは避けたいところ。
アクセスも駅から近い会場を選ぶと良いでしょう。また出来れば二次会開始までの待ち時間を潰せるよう、カフェなどが近くにあるとよりゲストにとって親切です。
2-3. 予算
トラブルを防ぐために予算や会費についても、会場探しの前におおまかで良いので決めておきましょう。予算によって会場だけでなく、プログラムなど細かい内容も絞られてくるので早い段階で話し合っておくと二次会の準備がスムーズになります。
2-4. 二次会の雰囲気、やりたいこと
会場を探すにあたり、「カジュアルでゲストが参加しやすい雰囲気」「シックで落ち着いた雰囲気」など新郎新婦が希望する二次会のイメージや、やりたいプログラムをざっくりでいいので聞いておきましょう。
ムービーを流したい、バンド演奏をしたいなど希望するプログラムによって必要な設備が決まります。会場によって希望が叶えられないこともあるので、これだけは外せないという点を確認しておきましょう。
3. 会場の下見をする時のポイント
会場の規模や予算、イメージなど希望条件が固まったら会場の下見をはじめましょう。
下見の予約をする際にゲスト人数やプログラム内容などを予め伝えておくと当日のやり取りがスムーズです。
下見をするのは億劫という方もいるかと思いますが、ネットや雑誌だけでは実際の様子はわかりません。下見なしで会場を決めてしまうと、想像と違っていた・・・というトラブルもありえます。
以下のポイントを中心に会場が希望に合ったものか、下見でチェックしましょう。
3-1.会場までのアクセス
披露宴と同じ会場でない場合は披露宴会場から実際に移動してみて、所要時間や交通経路に無理がないかを確認しましょう。女性ゲストはヒールを履く方が多いため、その点も配慮するとより親切です。
3-2. 会場の規模感、店内の様子
実際にゲスト人数に見合った規模感かどうかを確認しましょう。広さが十分にあっても店内のレイアウトには注意が必要です。
例えば内装に凝ったレストランの場合、柱や装飾などが邪魔になり、ゲストから新郎新婦が見えにくくなってしまうこともあります。
また余興を行う場合はそれに見合ったスペースがあるかも確認しておきましょう。
3-3. 料理、ドリンク
どのようなメニューが提供できるか、可能であればぜひ試食をして味も確認を。料理の量については多すぎないかチェックしましょう。
披露宴からあまり時間を置かずに二次会をやる場合、ボリュームが多すぎる料理はゲストが食べきれないこともあります。
カプレーゼやカナッペなどのアペタイザーなど、希望のメニューが調整できるかどうかもスタッフに相談しておきましょう。
3-4. 設備や施設
使えるマイクの本数(司会、新郎新婦、ゲストのために3本あるとベター)やスクリーンの大きさが十分であるかなど、音響や映像設備はどのようなものかを確認しておきましょう。
レンタル料が別途かかることもありますので、料金形態についてもスタッフに聞いておくと安心です。
また控室やクロークの有無、ゲスト人数が多い場合はトイレの数が十分であるかも合わせて現場で確認しましょう。
3-5. スタッフの印象
スタッフの印象については個人的な感覚もありますが、当日頻繁にやり取りをすることになります。こちらの質問に対してしっかり答えてくれるスタッフだと良いでしょう。
3-6. 下見の段階で金額なども改めて確認を
下見は会場をチェックするだけでなく、スタッフに直接疑問点や気になる点を聞ける機会でもあります。基本料金はもちろん、レンタル料やキャンセル料など、不明点はしっかり聞きましょう。
またネットや雑誌に掲載されている情報が正しいかどうかも念のため確認をしておくと良いでしょう。
4. 会場が決まったら早めの予約を
下見をして会場が決まったら早めに予約をしましょう。春や秋など結婚式が多いシーズンは人気店はすぐに埋まってしまうので要注意。
いくつか候補があって、すぐに決められない場合は仮予約をするのも手です。
5. まとめ
二次会会場探しはまず新郎新婦と希望条件や予算をしっかり話し合っておくことが大切です。
特に予算などの金銭面は後からトラブルが起こらないように明確にしておきましょう。会場選びに行き詰った時は希望条件を改めて洗い出して、候補を絞ってくださいね。